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インテル・ミラノ歴代4番(固定番号制導入後)

読者の皆さま、こんにちは。お読みいただきありがとうございます。

僕の愛するカルチョ、セリエAの2022年~2023年が終わりました。

今季は、わがインテル・ミラノをはじめ、イタリアのクラブがUEFAの3つのコンペティション、
UEFAチャンピオンズリーグ
UEFAヨーロッパリーグ
UEFAカンファレンスリーグ
のすべての決勝に勝ち残って、イタリア国内でも

Calcio is back!

と、盛り上がっていたようですが、結局すべてイングランドかスペインのクラブに決勝で敗れてしまい、我々日本のカルチョ党にとっても悔しい結末になってしまいました……

たった今(2023年6月16日早朝)入った情報によりますと、アッズーリ(イタリア代表)もUEFAネーションズリーグの準決勝でスペインに惜しくも敗れたとのことです。

悲しいですが、真のCalcio is back!は新しいシーズンに達成することを願いたいものです。

さて、

今回はタイトルにありますとおり、初めて企画ものっぽいのを書いてみたいと思います。

今般、我々インテリスタにとっては偉大な宿敵ともいうべきACミランの元名誉会長にして、イタリア共和国元首相・シルビオ・ベルルスコーニさんがお亡くなりになりました。
そこで、今回は当初、セリエAの黄金期を創り上げた偉大なカルチャーレに哀悼の意を込めて、ACミランの歴代10番について書こうかな、と思ったのですが、ちょっとネットで調べたら、ミランをはじめ、ヨーロッパの名門クラブの歴代10番というテーマなんて、プロのサッカーライターさんたちが書き尽くしている……そこで、ミランの10番はやめにして、どうせ書くなら、もっと僕らしくしたいな、ということで、

インテル・ミラノの歴代4番

ということにしました。
セリエAの固定番号制導入は1995-1996シーズンからということですので、これ以後の背番号4について書きますね。

賢明な読者の方はオチが分かっても
スルーして最後まで読んでいただけるとありがたいです🙏

【インテル・ミラノの歴代4番】

ハビエル アデマール サネッティ
(在籍1995-2014)

グランデ・インテル復興を目指しオーナー兼会長となったマッシモ・モラッティ体制の当初に22歳でバンフィエルドから加入し、19年間で公式戦858試合に出場した、インテル・ミラノきっての英雄。1999年からはジュゼッペ・ベルゴミのあとを受けてキャプテンに就任、引退まで務め「イル・カピターノ」と称される。

「トラクター」と称されるほど
パワフルなドリブルが特徴

ポジションは本来右サイドバック、あるいは右サイドハーフのようだが、インテルでは在籍19年間で22~23人くらい(?!)の監督のもとで、DF、MFのあらゆるポジションでプレーしているスーパーユーティリティプレーヤーである。
若い頃はスピードのあるサイドのプレーヤーで「トラクター」と称されるほどのパワフルなドリブルで、後方から右サイドの外側、内側を駆け上がっていたが、ベテランになるとそのパワーと判断力、統率力を活かし、いわゆるボランチというか守備的なセンターハーフとして起用されることが多かった。

肩幅の広い偉丈夫で、かつ口ひげを生やさず頭髪は常に8:2に分けたスタイルであり、公式戦858試合出場、うちインテル・ミラノの最多記録である公式戦連続試合出場149試合などの「鉄人」ぶりから、映画のヒーロー「スーパーマン」に例えられることも多い。

インテル加入後、モラッティ会長下で繰り返される監督交代、選手の入れ替えにあってもピッチ上で常にチームを支え続け、2005-2006シーズンにはスクデット、2009-2010には悲願のビッグイヤーをはじめとする「三冠」など、数々のクラブのタイトル獲得に貢献している。

また母国アルゼンチン代表としても、タイトルにこそ恵まれなかったが145試合に出場し、主にキャプテンマークを巻いてプレーしている。

引退後は、インテル・ミラノのレジェンドであった故ジャチント・ファケッティと同様に、クラブの副会長に就任し、現在も現場の最高責任者として、スタジアムの内外に顔を見せている。

実績では、インテルで最も偉大な選手であり、引退表明した2013-2014シーズンのホーム最終戦では、インテルのユニフォームには背番号下の裾あたりに「4EVER」の文字があしらわれ、その背番号4は引退後、インテル・ミラノの永久欠番となった。

……というわけで、インテル・ミラノの4番は永久欠番となりましたので、歴代4番列伝は以上となります(笑)

歴代って言いながらひとりじゃないか、って古参のセリエAフリークならオチが分かってしまったと思いますが、それだけイル・カピターノは偉大な選手、インテルの象徴だと言うことですよね。
ご容赦ください(笑)

マネーゲームによりイングランドやスペインの一部のメガクラブにすぐに名選手を引き抜かれる現代において、サネッティやミランのマルディーニ、ローマのトッティのような「バンディエラ」が現れなくなってきた気がしますが、そういった存在が以前隆盛だったカルチョを彩ってきたのを見てきたので、再びそういう選手に現れてきて欲しいです。

そういう願いというか、真のCalcio is back!への願いを込めて✨🇮🇹

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