就職して上京、カードローン地獄にはまる
1993年何とか大学卒業上京した
北の大地も物価は安く暮らしやすかったがまあしょうがない
初任給は手取りは15万円くらいちょっと特殊な職種なので一般の大卒より安かった
でも自分では全然なんとも思ってなかった
だって友達で10万円をこえる仕送りをもらっている奴なんて滅多にいなかったから
同級生の3割くらいは仕送りゼロ
授業料免除の発表は、留年の発表より盛り上がっていたくらいだ
やっと自力で生活できる
そんなふうに思っていた
ところが15万円では足りないんだ
社会人には税金というのがある
家賃は三万千円のワンルームだったがなんやかんやでお金が出ていく
給料日前には学生時代と同じように食べるものにも困る有様
何よりバブルがはじけていて人の金でお酒を飲むことがぱったりなくなった
それと 友達が結婚しやがる
さすがに披露宴に呼んでくれるし、実際行きたかった
月に3回披露宴があった時1回親にご祝儀を借りた
(あなたも呼べばいいんだから)言ってくれたがやはりもうお金の心配はかけたくなかった
そんな時仕事場に何故か銀行が部屋を持っていて住所変更していたらこんな声をかけてきた
(ねえ カードローンとかご利用されてはいかがですか?)