平時子は先祖の一人。

 夜中、女性の声で、「赤間神宮に参れ」と聞こえたので、「誰ですか」と言うと、「たいらのときこ」と聞こえた。

 共に入水したのは平有盛の嫡女(名は、はり)で、安徳天皇の身代わりだったという。本隊は琉球へ逃れたという。