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ランナー塗装に挑戦してみた話

プラモデルという趣味をやっていると作り切れないプラモを積んでしまうという問題に直面します。
私が作るペースよりも早く各メーカーがプラモを発売するのが悪いので私は全く悪くないのですが、実際には部屋の片隅にプラモデルが積みあがっていきます。
解決するにはプラモを作るペースを上げる以外の方法はないのですが、一連の流れを書き出してみると仮組み > 表面処理 > 下地塗装 > 本塗装 とそれなりに時間がかかるものです。

そこで、「ランナー状態のまま塗装して作業工程を簡略化する」やり方を実験してみることにしました。
以下の記事を参考にしました。

やってみよう

使用するキットはHGミカエリスにしました。

パーツがランナーについたまま塗装をするので、ゲート跡の部分は塗料が乗らないことになります。
なので、パーツを保持できる程度にゲートを残して余分なゲートは先に切り取ってしまいます。
残すゲートは説明書や以前制作したべギルべウを参考にして、なるべく表面に出てこない位置のものを選びました。

ヒケやパーティングラインが目立つパーツは普通に切り離して表面処理しました。足首関節、足のスラスター、ビームブレイサーのアームなどが対象です。(写真撮り忘れ)

塗装します

カラーレシピ:
本体ホワイト、パープル:Mr.クリスタルカラー アメジストパープル
関節部など:Mr.クリスタルカラー ムーンストンパール

なお、元々使っていたエアブラシが10年選手でだいぶ酷使してしまっているので、今回新調してみました。これのテストも兼ねています。

ビームブレイサーの内側グレーのみ、水性ホビーカラーで塗り分けました。

完成しました

そんなこんなで完成。

反省会

結論から言ってしまうとあまりうまくいかなかったかなと思っています。

エアブラシを新調したこと

普段は基本的にベタ塗りしかしないことと、ダブルアクションタイプでの指の疲れもあったので、新しく0.5mmのトリガータイプを買ってみました。
ですが、口径の違いによる影響が予想以上に大きく、平滑な塗装面を得ることができませんでした。
塗料の希釈濃度やパーツとの距離、エアー圧、風量など調整と試し吹きが足りていませんでした。

今のところは口径0.5mmは1/144スケールのガンプラのパーツではだいぶオーバースペック感があります。操作感自体はよかったので、この辺りは練習して慣れるしかないかなと思います。

塗料のセレクト

質感の変化を狙ってパール系塗料を使いましたが、思ったほどの効果は得られませんでした。
肉眼で見るとアメジストパープルで塗装した個所は反射光が紫になるのですが、写真ではわからないですね。

Mrクリスタルカラーの特性上、塗装面は光沢のある平滑面が望ましいのですが、下地が成形色そのままでは塗料の特性にマッチしていないと思いました。
また、微妙なヒケにも反応してパールの反射具合が変わってしまうため、このやり方にはこの塗料はミスマッチだったかなと思います。

というわけなので、このやり方についてはまだまだ研究の余地がありそうですので、今後も模索していきたいと思います。
幸い(?)積んでいるプラモはまだたくさんあるので。。。

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