フォローしませんか?
シェア
得体の知れない感染症に世界中が毒され、気の滅入る日々。「現場は無いけど、ご飯でも食べようよ」と千秋から美与子へ誘いがあった。半年ぶりの待ち合わせ場所は、二人が好んでよく食べているタイ料理のお店。 「ほら、ご飯きたよー。好きでしょ、カオマンガイ」 「……んー」 「またツイッター見てるの?」 呆れ顔で尋ねる美与子へ生返事をしながらも、画面から目を離さない千秋。 「推しからいいねが来ない……」 「そりゃあんたと違って四六時中見てる訳じゃないんだから」 「まあそうなんだけど