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#24 男性のファッションに言えること

”オシャレは引き算”という言葉を聞いたことがあると思う。この言葉はまさに真理であると私は考えている。

街を歩いていると、本当に残念な格好をしている男性が多いと感じる。例えば、すね毛が見えるほど短い丈のパンツに、丈の短いジャケット、素足にビジネスシューズ、クラッチバッグ。雑誌のLEONに載っていそうな格好だが、女性ウケははっきり言って良くない。流行を追ってオシャレになりすぎた格好も好きな女性は非常に少ない。
要は男性ファッション雑誌に載ってそうな格好は総じて女性うけは良くない。

多くの男たちは流行に左右されすぎて、無駄な足し算をしていく。私は結婚指輪と腕時計以外にアクセサリーは一切身につけない。しかし、それで損をした経験は1度もない。本人はオシャレのつもりでやっている、十字架のネックレス、ピンキーリング、アンクレット、ブレスレットをつけている男性が好きな女性はほぼいないと言える。
オシャレのつもりで足し算をして、結果損をするのだ。

小さなことでもそうだ。男性のスーツのネクタイ、シャツ、ベルト、靴、バッグ。どれをとってもシンプルで主張しないことがとても大事である。
私も若い頃に失敗したが、わざわざ茶色の靴を履いてスーツと全体のバランスを崩していた。シンプルに黒の靴にしておけば、バランスが崩れることない。
他にも、最近非常に多いのは襟の内側にチェック柄が入っていたり、ボタンが黒だったり、白シャツなのにステッチが黒などの無駄な足し算である。

OFFの格好でも同じである。シンプルな白Tシャツではなく、デカデカとロゴが入っていたり、必要のない重ね着などが典型だろう。

男のオシャレとはサイズが合っていること、シンプルかつ、上質であることだと考えている。
例えば、何の主張もないシンプルな白シャツにふと女性が触れた時に、その質感で品質を感じる。その時に女性は素敵だと感じる。
派手な服装や奇抜な服装。人の目を引くような服装を「オシャレだ」とは思ったとしても、好きだとか一緒に歩きたいとは思わない。

男性は清潔感が大事だという言葉は、耳にタコができるくらい聞いたと思うが、清潔感とは何だろうか。
私は一緒にいて恥をかかせない格好こそ、つまり場所に適している格好かどうかが清潔感だと感じている。普段は全く気にならないような靴の傷や汚れだったとしても、高級なブティックに一歩踏み込んだ瞬間に靴の汚れが気になるようになる。なぜならば、その場に相応しくないからだ。逆に海に行くのにスーツを着ていれば場違いに思うだろう。普段は派手なネクタイでお洒落に見せていたとしても、場にあっていなければその瞬間に場違い。つまりは清潔感のない格好になる。

だから、男性はシャツを着ておけばいい。男性はこんな色の服を着ていれば良いというわけではなく、場に応じた格好を選ぶことができるかどうかが最大のポイントになる。
それを身につけるには、やはり場をわきまえており清潔感のある男性と一緒にいること。もしくは頻繁に会って会話をすることが大事だ。こういう場ではこんな格好で振る舞うのか、この場所ではこんなふうに着崩すのかと少しずつ正解が見えてくるようになる。

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