夫婦別姓反対論の説得力?
①夫婦別姓は中国や韓国の制度だから駄目?
これもよくいわれがちな話ではありますが、大きな穴があります。いわゆる先進国と言われている国で、夫婦別姓が認められない国は日本くらいです。つまり、中学や韓国以外にも認められている国は世界中にいくらでもあります。
"世界最後"の夫婦同姓の国、日本…それでも選択的夫婦別姓が達成されないワケ | PHPオンライン|PHP研究所
というか、こちらの記事によると、もう同姓を強制している国は世界中で日本くらいのようです。
②旧姓でも不動産登記はできる?
総裁選の高市早苗候補が、
「旧姓でも不動産登記ができる。」
と発言されていましたが、これは厳密にいうと間違いです。旧姓は併記できるだけです。旧姓だけでの登記はできません。
③夫婦別姓導入には社会的にコストがかかるから駄目?
そもそも夫婦別姓だけではなく、各種制度や条文は毎年大量に改正されています。夫婦別姓だけ社会的コスト云々言われる筋合いはないでしょう。そもそも高市さんが大臣時代に1142件の申請手続きの制度を改正した方が、余程手間暇がかかっているように考えられます。しかし、その時に社会的コストがどうこうみたいな批判は受けたことがないです。
④家族は同じ姓でなければ駄目?
これもよく言われる話ですが、おかしなところがいくつかあります。
・現行の制度でも、外国人との結婚であれば夫婦別姓は認められる。
・今の制度だと、夫婦のうち一人は結婚した後に姓を変えなければいけない。(つまり親子が強制的に別姓になる)
・そもそも苗字が同じでないと何か問題があるのか?(元プロ野球監督の星野仙一さんは、幼少期からお姉さん二人とは苗字がバラバラでした)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?