宅建士試験の過去問を何回繰り返しやっても受からない理由

※教=教授 受=受験生のことです。

受「先生、この試験では過去問を繰り返し解いても受からないというのは本当ですか?」
教「それはまぎれもない真実だよ。」
受「何故ですか?過去問は役に立たない教材なんですか?」
教「過去問は確かに役立つ教材だよ。でも使い方を間違えると危険なんだ。ちょっと一例を出して説明しよう。」

令和5年

教「上の問題は令和5年の本試験の問題だ。これは民法の問題だろう。」
学「まだ民法の勉強が進んでない状態なので難しく感じます。勉強が必要ですね。」
教「落ち着いてくれ。べつにこの問題は民法の知識が無くても解けるぞ。」
学「どういうことですか?」
教「この問題は正解を選ぶ問題だろ?そして1は常識的に考えてその通りだと思わないか?測量のために土地に入る必要があるからといって、家への立ち入りを認めなければいけないのはおかしいだろ?」
学「……確かに言われてみればおかしな話ですね。」
教「だからこれは民法の知識が無くても正解の番号は選べるよ。」

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