宅建士の民法のテキストで不動産鑑定士の民法の勉強はできるのか?

 結論からいうと、できることはできます。(ただし補強が必要という感じです。)

 こちらの宅建のテキストで、鑑定士の民法に必要な部分はほぼ網羅できています。ただ気を付けなければいけないこととして、このテキストでは論点に関する解説がほとんどありません。(96条3項の第三者の定義等)そこで論点部分は論証例で補強する必要があります。

この本で条文に関連する論証集を覚えれば、知識としては十分です。
「宅建のテキストでは法律論の理解が難しい。」
という意見もあるようです。しかしその部分は論証集で補強できます。さらに、不動産鑑定士の民法では法律論が理解できているのと、問題が解けるのは基本的に別問題であることは注意した方がいいと思います。


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