まつりを振り返ってみて ~本気な思い~

プリキュアまつり、アイカツ!カーニバル!、プリティーパレードを一旦終えて時が経ち、これまでの事について自分の気持ちを残していこうかなと思って書きます。

あくまで自分がこう考えていたよっていう話なので、イベントの趣旨とは違うのでそこを履き違えて捉えないようお願いします。

自分がそもそもイベント主催をやり始めたのは2014年4月6日に開催したスイートプリキュア♪『スイートコンチェルト♪」からです。
スイプリが好きだからスイプリな好きな人と交流する場を作りたいって思いから、2013年2月3日『ニッサンコンビまつり』の打ち上げでHATOさん通じていのおかさん紹介してしてもらって色々話聞いた事は今でも思い出します。
あの頃は若かったのでほんとがむしゃらで、色んな人に声はかけたし、同人誌作ったこともなく何も知識もないなかでサポートしてもらいつつ50人規模のスイプリアンソロを企画して作ったし、スタッフ勉強の為に色々イベントいって知識集めたり、イベントの1カ月前に当時住んでていた寮を転寮する事になりイベント準備しながら引っ越し作業するという事態に見舞われたりしたのですが、なんとか参加者集まってスイプリアンソロも無事発行できたし、何も知らない中で大変だったんですが多くの人のおかげでやりきれたと思います。イベントの恒例のOP企画あるのですが、当日は感慨深くてちょっと目ウルウルさせたし、好きな場を作った初めての経験なので大切な想い出です。

そんなわけでスイプリオンリーのイベント終わった後は、プリキュアまつりDX3では企画のスタッフとしてゲーム企画の『バスドラX』でゲーム実況しました。(格ゲーマーなのでゲームの実況が好き)多分開催してきたイベントの中で一番自由にやらせてもらったかなと思います。

それからプリキュアまつりDX4で総主催をやらしてもらう事なりました。併催イベントの主催と違って格段にやる事が増えたのと、艦これオンリーと魔法少女オンリーも同時開催でしたのでやり取りが大変でした。主催業務しつつ調整とかいっぱいしてたので、開催2週間前は朝の4時まで作業して2時間くらい寝て6時に起きて出社とかそんな無茶苦茶をしてどうにか乗り切ったって感じで、正直きつかったですね。
若かったからやれたっていうのはあるんですけど、高校の時にレスリング部でその時に好きな事に対してでもきつい事いっぱい味わって乗り越えてきたのでどうにかやりきれたと思ってます。多分レスリングやってなかったら普通にやめてかなと今でも思いますね。
捕捉としては今だとちゃんと睡眠時間確保しつつイベント準備できるよう改善してるのでそこは安心を。俺も若くないので。
イベントも何とか終えて終礼の時に艦これオンリー主催しててキッチン企画の担当して頂いた小西さんがいて、ほとんどイベント会場に行く事なくキッチンにずっと入りっぱなしの状態だったんですけど
「参加者のみんなが楽しんでくれたなら良かった」
っていう発言されてたのがとても印象的でした。誰かの為にここまでできる人がいる、器が広いなっていう感じがして今でも憧れの姿で、まだまだ自分は未熟なんだなっていうのを思い知った感じです。こういう姿を見せられるとまだ挑戦したいなっていう思いに駆られ、続けていく原動力にもなりました。

それからプリキュアDX5を経てDX6の時には劇場版アイカツ!に触発された影響もあり2016年3月27日にがアイカツ!オンリーの『アイカツ!カーニバル!』を開催する事なりました。
プリキュアまつりがいのおかさんから受け継いだきたのものだったけど、アイカニはゼロからのスタート!
イベントを知ってもらう大変さを身をもって味わう事なりました。それでもチラシ撒きしてる時に反応もらえたりとか、アイカニ2、3と開催数を重ねるごとに参加者増えたりして、大変だった分イベントを初期から作ってる感覚がめちゃくちゃ楽しかったです。

アイカツ!カーニバル!4、5、6ではアイカツスターズ!が好きという事もあって主催もやらせてもらったんですけど、アイカツ!での繋がりもいっぱい増えて、幅広く交流させてもらうきっかけにもなったし今でもこの繋がりは大切したいですね。

またアイカニから恒例のダンスタイムにサイリウム振るライブ文化が入ってきてそれが定着して、後のプリリズで応援上映という文化があり、それで会期中にも会場のBGMに合わせてサイリウム振る文化が定着したなっていう風に思ってます。
同人誌即売会にサイリウム振るなんてまあおかしいわけなんですけど、まつりはやっぱりオンリーイベントなのでその作品に文化に合わせて参加者自身が盛り上がる何かを自発的にしてくれたっていうのはほんと嬉しかったです。安全面はあるのでそこはスタッフで見守りつつ、参加者達に委ねる大切さを学ばさせてもらいました。

それからいくつかオンリー重ねて2019年4月7日プリティーシリーズオンリー『プリティーパレード』開催する事なりました。その前のプリキュアDX10が2018年6月24日にあってその時にプリパレ開催がするのが具体的にやろうって思って進めたイベントなので、結構スピード感ありました。

そしてコロナ禍となりイベントが開催できない状況となって途方に暮れているときに、バーチャルでもイベントを開催できるツールがあるのを知り、オンラインでイベントを開催できたのが凄い良い経験になりました。
ちょうどプリ☆チャンもバーチャルの世界で交流する場面もあって、
「バーチャル開催なんて初で正直何もわからないけど、わからなかったらやってみよう!」ってやれたのもでかかったですし、オンライン開催した事によってこのイベントを知ってくれた人もチラホラいたと思ってるので、更に輪が広がったと思ってます、

やってみよう!という精神でひとつ話をすると、プリキュアまつり、アイカツ!カーニバル!、プリティーパレード、その他併催イベント全てに言える事なのですけど、自分達のイベントが初参加であったり、初めて本を作りました!っていう人がいて、好きだから何かを始めるきっかけとして選んでもらえたのがほんとに嬉しかったですね。
勿論今まで参加してくれた人も大事なんですけど、何かを挑戦するきっかけ、新しい何かをやってみよう!と思えるものに繋がってくれているかなと思ってるので、そういう場作りをできたのは自身もめちゃくちゃ嬉しくモチベーションアップに繋がってます。

それから2年の時を経てプリキュアまつりDX15、女神の調べ、アイカツ!カーニバル!10、プリティーパレード4を開催が近づいてきました。

色んな制約がある中でまつり本来の楽しい場を作る事ができるのか?
開催できるかどうかわからない不安ばっかで正直前向きに慣れなかったんですけど、その考えが変わる瞬間がありました。

昨年11月のオンラインでのイベント開催前の事なのですが、ガンで母親を亡くしていて通夜前に関わらず準備しているときがあって(オンラインだと自分しか準備関係動かせなかった)、何で実の母親が死んでるののかでこんな対応しなくちゃならんやろ!とか思いながらやってて、過去に色々準備で厳しい時期があったんですけど正直一番気持ち的にはきつかったし、オンライン開催でなく通常の準備してたら多分イベント主催やめてたと思います。
逆にオンライン開催だからそういう気持ち全部隠してやれたっていうのはあるし、バーチャルのイベントもやってみたうえで楽しい思い出もあったのでなんとかのりきれたと今でも感じてます。

それから時が少し経ってヒープリも終盤で生きていく事について考えさせられたり、トロピカルージュプリキュア!が始まって今一番大切な事をやろうとするまなつ達の姿を見てると、生きていく中で何が一番大切なのか?自分でも考え直すきっかけとなりました。

母親の死を通じて、死んだら何も残らない、後悔もたくさんしたんですけど、生きているうちに今一番大事な事をしないとダメだって気持ちに変わっていって、徐々にですけど実会場の開催を前向きに考える事ができました。日々の生活の中で色んな人がこんな状況の中でもがんばってる姿も見ているし、自分も負けたくないっていう想いが強かったです。

誕生日での開催だったり、スイプリ10周年記念オンリーもあったけど、プリキュアまつりDX15はそういう気持ちもあって現地開催というのは自分の中で特別な気持ちでのぞんでいました。
そして準備も終えいよいよイベント開催当日。
コロナ対応で新しくルール作りや当日運営に協力してくれたスタッフのみんなの協力だったり、会場調整で色々相談して対応してもらった会場担当者の人の協力だったり、イラストや企画で協力して頂いた人、制約がある中でもルール守って参加してくれた参加者の人のおかげで無事終える事ができました。
周りの人の協力を改めて感じ、初めてイベント開催したスイプリオンリーの気持ちも久々に思い出してOP流れてる時は感慨深かったです。

イベントは一旦終える形にはなってしまったのですけど、参加者にとって今一番大切な場を作れてきたっていうのは誇りです。

ちょっと昔話になるんですけど、みんなが交流する場を作りたいというのは作品好きだからというのはあるんですけど、格ゲー勢だった頃ゲーセンの大会があって、そこの雰囲気を何か別の形でできないかな?というのが発端だったりします。

ゲーセンの大会というと使用するキャラ同士のプレイヤーの交流なり、ゲーセン毎での交流、地域や地方の人との交流、決勝とかはみんなでモニターみて盛り上がったり、アツイ雰囲気でワイワイ大会してたりがほんと最高でした。

よくうちのイベントはアットホームな雰囲気とか、ワイワイしてたりするんですけど、自分自身が昔からこういう雰囲気大好きだから、そういう場を作って参加者に感じてもらえたのはやっぱ一番嬉しいことですね。
DXの時の主催代行のアイルトンさんは格闘技の『PRIDE』イメージでイベントしてるっていう風に話をしてるのでその部分もあります(ちなみに自分も格闘技好きです)
プリキュアまつりのイベントの形としてはOP→メインで交流する劇中パート→EDダンス→次回予告というアニメーションの流れになってるなと思ってるので、そこの部分には拘りがあるしオンリーイベントならでだからこそって感じです。
勿論全ての人に受け入れられたなんて思ってはいないんですけど、少しでもその空気を良いって思ってもらえたなら良かったです。

そして同人イベントを知るきっかけというのは格ゲー勢でプリキュア好きでもあるみつるさんからで、当時は家に言って深い話まで色々付き合ってもらって、作品単体の向き合い方という意味では一番楽しい時期でもありました。今でもその時の想い出は忘れられないし、好きを語る場の楽しさをこういう小さい交流があってこそだと考えてます。

レスリングをやってなかったらイベント主催続けられなかっただろうし、格ゲー勢じゃなかったらこの場を知る事もなく作ろうと思わなかっただろうし、色んな人の協力がなかったら好きな物を形にできなかっただろうし、プリキュアの他に新しくアイカツ!やプリティーを一緒にやらなかったらこのイベントをより良いものにできなかっただろうし、他のジャンルでも協力してくれるスタッフがいなかったらイベント運営できなかっただろうし、色んな繋がりがあってイベントをやれてきたんだなというのを感じてます。

自分にとって”まつり”って、好きなものに対して全力で打ち込んで、その中でもキツイし辛いし悩む事もあったけど、前向きに気持ちを切り替えて、みんなで一緒にアツく盛り上がる場を作る事かなって。
まつりやってて好きな事に全力で取り組む事、キツイ事を含めた全てが楽しいって思えたので、やっぱ最後まで”楽しい”っていう気持ちでいっぱいです。

ちょっと長くなったけど最後に一文を。

イベントは一旦終える形という書き方をしている通り、完全に終わらせたわけではないです。
あくまでEMKでの開催はもうしないっていうのが自分の考えです。
でもやっぱり1人でできる事は限られるし、仲間と一緒に考えを練り込んでイベントを作ってきたので、万全な形でイベントをやるのが正だろうというのが自分の中であります。

悔いは勿論あるし参加者に不誠実なのは十分承知してるけど、自分の力だけではどうにもできないです。人の想いがあってこそ初めて成り立つものだと思ってるので、がむしゃらにでもやろうって思える人がいたらもう一度だけやるチャンスはあるのかなって考えてます。

協力者がいないとできないので、もしこれを見てもう一度イベントをやりたい!そういう強い想いを持っている人は自分に声をかけてください。
声を出したからといって確実にやるわけではなく、自分が判断はしますけど。

すぐには勿論動けないし、それ相応の覚悟も必要です。
だけど自分自身がそうなのですが、同人イベントも知らない、同人誌も作ったことない、そんな奴が色々改善して今のイベントを作りあげています。
無理だと最初から決めつけずまずは挑戦してみる、ちょっとでもやる気になって一歩踏み出してみれば花開くかもしれません。

イベントをやるチャンスが再びおとずれなくても人生の”まつり”は続いていきます。
そこに向けて自分自身は本気な気持ちでこれからも取り組んでいくつもりです。まだ人生はこれからですしね。
人生の達人に向けて本気のマジを見せていくぞ!

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