2024年6月10日〜6月16日のダイジェスト
【『新・幸せの時間』が途中まで面白すぎたけど一線を超えたのでイマイチになった】
国友やすゆき『新・幸せの時間』を読んだ。良識のある人にはおすすめできないけど、面白い。(キンドルアンリミテッドで全巻読める)
自分は不倫しといて妻が不倫したら「許せない」となるシーンとか凄く好きなんだけど、読み進めていて途中で一線を超えるシーン※があり、そこから先は面白さが一段落ちてしまった。
※妻の妹との不倫現場を義父に目撃され、怒りでくも膜下出血で倒れて意識不明になった義父を、意識が戻る前に車椅子に乗せて散歩に連れ出して川に落とすシーン
ルールや制約があるからこその面白さってあるよなぁと思う。遠足のお菓子は上限金額があるからこそその枠の中で選ぶのが楽しい、をみたいな。誰も死なない範囲でのドロドロ愛憎劇でいてほしかった。
【暑さの中決行、じゃがいも掘り】
子が保育園のイベントでじゃがいも掘りをしてきた。最高気温30度の予報の中、誰も熱中症にならずに帰ってきた。水を含ませたタオルを首に巻くなど暑さ対策はしてくれたみたいでありがたいけど、駅から30分歩いてじゃがいも畑に行くのってかなりハードでは!?と不安でしょうがなかったよ。
保護者アプリでお昼前に「じゃがいも掘りから帰ってきました。皆元気です」という連絡が来てホッとした。便利な時代になったな。
子が掘ってきたじゃがいも。手前のはFF5のカタストロフィーに似ている・・・と思いながら皮を剥いてラップを巻いてレンジでチンしてバターを乗せて「じゅうりょく100」と言いながらつぶした。
【結婚式に出ることになったがスーツが無い】
配偶者の親戚が結婚式をすることになり、俺も参列することになった。名前も知らない全く知らない人の結婚式に行くってウケる。
ああ、今度こそスーツを買わねば!!俺は今ビジネススーツを一着しか持っていないし、靴はスニーカーと長靴しか持っていない。つらい。
スーツと靴を3万円で買って祝儀を3万円包むよりも、平服で行って祝儀を6万円包みたい。興味が無い服にお金を出すのがつらい。
【飲食ダイジェスト 〜トマト海老つけめん、丼サラダパスタ、あんこのシュークリーム、スパイスカレーアイス〜】
生ハムが入っている、トマト海老つけ麺。朝6時までやってる東長崎のオリオン食堂という店。俺は生ハムが入っているものは思考停止で注文してしまう。チート級に色々な旨味が入っていて、舌がバカになりそう。トマトが薄切りだがでかい。
自分で作ったものではなく、桜上水のティファニーというカフェのサラダパスタ。下にパスタやエビ、アサリ、イカ等が埋もれている。和風マヨ魚介ドレッシングみたいな味で、見た目の3倍美味しい。
下高井戸のぽえむという喫茶店の、あんこのシュークリーム。シュー皮も生クリームも含めて全部美味しい。しかし、隣の席に座った女がネットでネタにされまくってる《ベッドの上で変顔で凄いジャンプしてる女》に激似で、しかもナポリタンに狂ったように粉チーズをかけていた。少し食べては狂ったように粉チーズをかけ、少し食べては狂ったように粉チーズをかけていた。
スパイスカレーアイス、今まで食べたアイスで一番マズかった!レトルトの固形ルーを、冷たく甘くさせたような感じ。
食べ物を粗末にしないと決めているけど、マズすぎて飲み込むことができない。かなり粘ったけどこれは食べ物じゃない!と自分に言い訳して吐き出した。配偶者は2秒で吐き出した。
【ゲーテ「涙とともにマカダミアナッツチョコレートを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない」】
一人のパートさんが先週の土日挟んで7連休。6月〜7月は繁忙期だと言ってあるのに。先月もパラパラと4〜5日休んだのに。つらい。
そのパートさんが戻ってきて、マカダミアナッツチョコレートを2粒もらった。どこに行ってたかとかは聞いてないけど、海外旅行と思われる。
欠勤で消失した労働時間は20時間、他のパートさんは扶養の範囲内で働きたいため残業はできない(残業代をもらうと旦那の扶養でいられる収入を超える)。俺一人で穴埋めするのは大変だったよ。そんな気持ちで食べるマカダミアナッツチョコレートは、味わい深かった。美味しいとか美味しくないとかを超えた、頭と心に染み渡る味。これまでとこれからの生き方と働き方をしみじみ考えた。
【今週一番幸せだったこと、一番頭にきたこと(パートさんの欠勤は殿堂入りなので除く)】
幸せだったことは積極的に記録していこうと思ったので書く。頭にきたことも、ある種の力であり人生のイベントなので、毎週1個ずつは書いてみようかな。
今週一番幸せだったことは、ダイニングテーブルが届いて、設置して、妻子と3人で食卓を囲んだこと。これまで我が家の食事はローテーブルで妻子が一緒に食べて、俺は料理を作りながら台所で立って食べていた。だいたい早く食べ終わって台所を片付けたりコインランドリーに行ったりしてたけど、一緒に食べれる時も、俺は床にお盆を置いて簡易食卓としていた。
それがこのたび、ダイニングテーブルを買って、いわゆる「家族の食卓」が実現できた。嬉しいなぁ〜!
幸せになりたいと人は言うけれど、幸せとはなるものではなく感じることなんだよ。そして、何かと比べることから逃れられない凡人が幸せを感じるためには、相対的な振れ幅の大きさが重要だ。ここ数年間、家事効率のために立って食べたり床で食べたりして負のエネルギーを溜めてきたからね、そのギャップで感じる幸せはとても大きいものだった。
一番頭にきたことは、仕事からの帰宅時、急いでいるのに、踏切で7分待たされたこと。
【血の涙を流しながらエロ本を処分した】
部屋の片付けも後半戦となり、ついにエロ本を処分することにした。子が俺の本棚を漁る日もいずれ来るだろうし、目に触れさせるわけにはいかないので。(最初のエロ本との出会いはドラマなので、それを「父親の本棚にあった」みたいなつまんないものにしてほしくないという親心)
段ボールに入れて近所の公園の繁みに置いてペイ・フォワードとしたいところだけど、そういう時代でもないのでブックオフの買い取りに持ち込むことにした。
何回も引っ越しをしてきたけど、毎回処分されることなく生き残ってきたエロ本達。『奉仕委員のおしごと』はキャラの顔だけめちゃくちゃ模写したやつ。マジで毎日毎日毎日毎日模写してた。
将来、子が高校を卒業して一人暮らしをするか、就職して一人暮らしをする、そんな別々に暮らす日が来たら、またこれらのエロ本を買い戻そう。
血の涙とともにお別れしたエロ本はブックオフでスムーズに査定され、売れた金で牛肉とデコポンを買った。牛肉は、子が掘ってきたじゃがいもと肉じゃがにした。妻子は美味しいと言って食べてくれた。
エロ本、きみを処分したら本棚ががらんとしちゃったよ。でも・・・すぐになれると思う。だから・・・・・・、心配するなよ、エロ本。
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