【バトスピ】私のグロリアコン
この記事ではバトルスピリッツ(以下バトスピ)のアーキタイプである、グロリアコントロール(以下グロリアコン)について書いていく。
2019年から2023年まで(超煌臨編~契約編)の私のグロリアコンについて、当時の試行錯誤を振り返りたい。筆者はsbには出ておらず、この記事は身内環境だけで話が進むことが多いが、私のグロリアコンの考えを残したかった。自分語りを多分に含む内容だが、グロリアコンを使っている人が居たら参考にしてみてほしい。
これはほぼ歴史書なので実用的な使えるカードが知りたい人は下のリンクへ。下のリンクはこの記事で出てくるほとんどのカードが載っているので合わせて読んでほしいです。この記事と内容が被ってることもあります。
グロリアコンとは
グロリアコンはグロリアコントロールの略称。《妖精将グロリア》の効果で《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》を召喚し、《リバイヴドロー》とマジックカードを回収するデッキだ。
ここで《白晶防壁》などのマジックカード回収することで、何度でも防御が出来、《リバイヴドロー》でグロリアを回収することで、再度《妖精将グロリア》の効果を使うことが出来る。
フィニッシュは防御札で時間とコアを稼ぎ、《機動要塞キャッスル・ゴレム》で相手のデッキを吹き飛ばす。要はライブラリーアウトを目指す構築だ。
個人的にはデッキ破棄はそれ専用で目指した方がいいと思ってるので、フィニッシュにデッキ破棄を使うことは少ない。
従来は《侵食されゆく尖塔》で相手ターンに使うコアを回復するデッキだったが、2017年に制限カード<1>に指定されたため、《侵食されゆく尖塔》をコンセプトに据えることは出来なくなった。
その構造上グロリアセット(《妖精将グロリア》《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》《リバイヴドロー》)と防御札、デッキ破棄のフィニッシャー、ドロソや妨害ネクサスを積めば組めてしまう。
故に非常に構築の自由度が高く、新弾が出るたび使えるカードが無いか探せる。ただし、新弾が縛りのキツイシナジーカードばかりの時はグロリアコンには使えないこともある。
メジャーな構築としてグロリアセットにライフダメージを押さえる白や黄のネクサスを多く入れた、ネクサスコンのような構築がある。
バトスピ復帰(超煌臨編)
私は星座編からバトスピをしていたが、烈火伝が始まる頃にはバトスピをやめていた。といってもそれほど打ち込んでいたわけでなく、近くの友達とだけやっていたものだから、カードは捨てずにとっておいたのだ。
それから時が経ち、アイツのデッキの発売にホイホイ引っかかってバトスピを復帰した。やはり馬神弾はいつでも好きなのだ。
復帰した時は、仲間内でメタなんて気にせずバトスピをする楽しさが詰まっていた。神攻勢力を箱で買ってカードパワーのインフレを、皆で楽しんでいた。夜遅くまで集まって、全員拙いデッキだったがそんなことは気にせずぶっ通しでバトスピをしていた。
しかしそのうちの一人が環境デッキを作り上げた。ここで明確に身内環境のレベルが上がったと思う。止まらない強さ比べが始まったのだ。
【白電王】、【楽族】、【U武装】、【魔影/妖戒】、【甲竜】などが一気に使われ始めた。
私がその時使っていたデッキは、引退前から残していた《白蛇帝アルデウス・ヴァイパー》とその周辺パーツに「魔影」/「妖戒」を足したものだ。こんな紙束では勝てるはずもなく、勝てるデッキを作る必要が出てきた。
しかしこんな【抜刀アルデウス】もどきのデッキはいくら改造しても、創界神デッキ達には偶にしか勝てなかった。
絶対に勝てるデッキが欲しい。当時の私にその考えは張り付き、バトスピwikiやyoutubeでデッキを必死に探した。ただ勝てるデッキなら当時のトップメタを使えばいいと思われそうである。
しかし、私は逆張りなので流行りのデッキは使われるのはいいが、使うのは嫌という面倒くさい奴だ。さらに当時は金が無いので安価なデッキというのも条件だった。
そんな中、転醒編に入りあるデッキに心奪われることになる。
始まりと布石の転醒編
転醒編 第1章:輪廻転生 【創醒の書】発売
しばらくたって転醒編に入ったが、まだ周辺の環境にはついていけない。さらにここで周りのデッキの完成度も最高潮に達していき、私の【抜刀アルデウス】は紙束を超えた紙束になった。
転醒編が始まったが、環境デッキは使わないという美学()があったので、前から持っていた《導魔神姫ジェラルディー》を使った【導魔】を作っていた。今思うとまともなデザイナーズデッキを使いたかったのかもしれない。
転醒編 第2章:神出鬼没 発売
そんな中youtubeで驚愕のデッキを発見した。
初めて見たときあまりの美しさに震えてしまった。攻撃されても一枚のカードで無傷になり、さらにライフが増え続けていく。
プロキシで回しもせずに即座に組みにカドショに突っ込んだ。カードを買うとき確信していた。これこそ私の使うデッキであり、これこそ真の楽しさ、真のバトスピだと。
作ろうと思った動機に《妖精将グロリア》をもともと持っていたというのも大きかった。
しかし《機動要塞キャッスル・ゴレム》等は高すぎるためフィニッシャーは《巨人猟兵オライオン》、最悪合体した《妖精将グロリア》でのビートダウンになった。
さらにカドショには売っていないカードも多くあったため、手持ちの古臭いカードで補った。
当時のうろ覚え再現がこれだ。《ノルンの泉》が多いのは《道化竜メルトドラゴン》がうようよいたからだ。
ここで読者の中では、当時の創界神に《機動要塞キャッスル・ゴレム》も《キングスコマンド》もないデッキで勝てるのかと思う人もいるだろう。
デッキが完成してすぐ対戦したが、嘘のように勝てる。【甲竜】は《エクスティンクションウォール》を使うだけで完封できる。【U武装】には「超装甲:白」がついたアンブロの《妖精将グロリア》が殴り掛かるだけで勝てる。
他のデッキも蹴散らしたが、流石に【魔影/妖戒】には安定して勝てなかった。しかし全く勝てない訳でなく、勝てたときは奇跡ではない順当性があった。
前とは遥かに違う強さだったが、そのせいかデッキ破壊メタなどを持ってくるやつやバースト潰しも増えてきた。勝ってるときはほぼ勝ちなのにだらだら時間がかかるので、グロリアコンは次第に使わなくなっていった。
それからは【抜刀アルデウス】で勝てるよういじいじしていた。
他には【導魔】は第1章の時点で《ドルイドの見習い魔女エルネーゼ/大地の魔女エルネーゼ》《新しき世界/風雅龍エレア・ラグーン》《創界神デメテール》を揃えるだけで簡単に勝てた(⚠️《導魔神姫ジェラルディー》は入っていません!⚠️)ので、グロリアコンや【抜刀アルデウス】が弱い時によく使っていた。
輪廻転生の注目カード (BS01からBS51 超煌臨編 第4章:神攻勢力までの注目カードや個別のカード解説を見たい人は↓)
転醒編 第3章:紫電一閃 発売
この頃になると身内のデッキも創界神だけでなく起幻のデッキも増えてきた。
しかしこの頃グロリアコンより【導魔】をよく使っていた。《導魔の創界石/導魔神》《約束の魔女エルネーゼ》のあまりの強さに楽しくてしょうがなかった。
身内じゃ【導魔】が強すぎて、使うのを自重したほどだった。なので紫電一閃期の終盤は手持ちの中で弱い【抜刀アルデウス】(グロリアコンもかなり強かった)をよく回していた。
そうはいってもグロリアコンは弄っていた。
この頃から相手のデッキ破壊や【甲竜】を対策するため、《レッドボイス(revival)》を入れ出した。
このせいで《巨人猟兵オライオン》などのデッキ破棄が使えなくなったが、デッキ破棄にこだわらなくてよかったと思う。
下のレシピはCARD BOXの検索に《レッドボイス(revival)》が無かったため、代わりに《レッドボイス》が入っている。
紫電一閃の注目カード
メガデッキ【覇王見斬】【魔王災誕】 発売
私は買わなかったが身内がこぞって買っていたのでミラーマッチが多発していた。このごろのグロリアコンが遊んでてちょうどいい強さだった。
最初に【魔王災誕】の《天魔王ゴッド・ゼクス -地ノ型-/天魔王ゴッド・ゼクス -天ノ型-》の強力さに絶望したが、バーストを当てにしないで、場にスピリットを並べないプレイで楽に勝てるようになっていった。
問題なのは【覇王見斬】でネクサスもバーストも割るくせに、フィニッシャーが効果ダメージに連パンでドローするもんだからたまったものではなかった。《はなさかドラゴン》なんで禁止じゃないの?
しばらくグロリアコンで対抗策を考えたが、画期的なプレイを思いついた。相手が【覇王見斬】だとわかったら、グロリアコンを使わないというプレイだ。。。
この時は新カードを試したかったのでカードが散っている。だんだんピン差しが増えていきハイランダー気味になっていく。
【覇王見斬】【魔王災誕】の注目カード
転醒編 第4章:天地万象 発売
絶望の始まりである。【ドラグノ】が形になった。さらに【氷姫】にあの《氷刃姫プリヘーリア/大氷斧の姫君プリヘーリア》が投入された。他にも【イザイザ】がこの時生まれた。
グロリア的にはバーストを触ってくる【氷姫】【イザイザ】は厳しいこともあったが、今回のある新カードとnoteで楽に勝てることが多かった。
このときは【氷姫】と【アマテラス】を意識して構築していた。
さらに優良なグロリアコンのnoteが出たので、参考にして組んでいた。 《星宿の障壁》のあまりの強さに、対戦相手が最後までゲームをしたくなくなり、途中サレンダーをされることが増えてとてもよかった。
https://note.com/kyounoibuki/n/n2ff6f21b4115
この弾直後はまだ強いことが知られていなかったが、真転醒編からは【ドラグノ】に頭を悩ませ続けることになる。
ネクサスを割る、むしろデッキにネクサスが入っていると不利になるデッキなので、数多のデッキが使えなくなった。
このせいでネクサスレスグロリアコンに走っていく事になる。
余談だが【抜刀アルデウス】もとても苦しく構造上ネクサスを抜くことは絶対にできないので、【ドラグノ】対面は割り切っていた。
天地万象 注目カード
第28回改定《やっぱ拾ったカードは弱い》禁止指定
このせいで大幅にデッキパワーが落ちる。
チャンプブロックで楽にしのげたのが出来なくなり序盤の脆さが加速する。
こいつのシナジー目当てで採用していた、《アプロディーテ・パスト/アプロディーテ・フューチャー》は抜けることになる。
終わりの始まり真転醒編
真・転醒編 第1章:世界の真実 発売
真転醒編の特徴として転醒編のインフレを抑えようとメタカードが大量に配られたというのがある。しかし単体のカードパワーは剣刃編レベルだ。
グロリアコン的にもこの時代のカードは使えるカードが少ないので、転醒編より新カードによる変化はなかった(周りのデッキの進化に追いつくために構築を変えることはあったが進歩しなかった)。
そんなわけで環境はほとんど変わらず(【アルパラ】【機竜】【イザイザ】は強かった)転醒編環境がそのまま続いた。
世界の真実 注目カード
真・転醒編 第2章:究極の神醒 発売
ここでグロリアコンいじめのデッキが【ドラグノ】に続きまた一つ増える。
【デッキ破壊】だ。
動きとしては上記のカードをフィニッシャーに据えたloになる。
《オラクル二十一柱 VIII ザ・ストレングス》が効果を使うにはミラージュかバーストをセットする必要がある。
なのでこのデッキは優良なミラージュとバーストを集め、動きが遅いので序盤を凌ぐ妨害ネクサスを入れる構築になる。
ん…?
青の優良なミラージュとバーストとネクサスってなんかあったっけ?
死
まさにグロリアコンを殲滅するためのデッキである。質が悪いことにこのデッキ環境的にもそこそこ通りがよかったので、油断すると出くわすみたいなまさに地雷デッキだった。
もういよいよグロリアコンは息できないのでこの時期は、懐には忍ばせて構築は考えていたが使わなくなった。
この時期は【無魔】と【導魔】を使っていたら勝率が良かったのも、悲しい。【無魔】と【導魔】はとてもいいデッキで長く使えるのはいいのだけれども。
この時期からデッキを記録していたので、ここからのリストはうろ覚えでなく実際に使っていたものです。
下のデッキに《甲竜の狩り場》が入っているのは、《輝きの聖剣シャイニング・ソードX/輝きの聖剣シャイニング・ソードX -転醒化身-》が流行ってたからだね。
ちなみに《ガーデニアフィールド》が入っていないのは、壊されるくらいだったら入れないという発想をしたため。後から考えると壊されてもいいから入れるべき。
究極の神醒 注目カード
真・転醒編 第3章:始原の鼓動 発売
このパックは珍しくいじめられてきたグロリアコンに救済を与えるカードが多く入っている。むしろ一つ前のパックは碌なカードが無いが。この頃は《夜族》も強かった。そのせいで《英雄獣 老将タイガー・ネストール》を入れる羽目になったが。
《ストロングドロー》を減らした影響で、安定感が少し落ちたがその補填として《ラー・カイラム[UC]》を入れている。
始原の鼓動 注目カード
《EVANGELION Mark.06 -カシウスの槍-》 登場
《EVANGELION Mark.06 -カシウスの槍-》が、バトスピに現れた。ゲーム性は実は出た時はあまり変わらなかったが、契約編では《灰流うらら》のような必須の手札誘発になる。
グロリアコン的には、相手が《EVANGELION Mark.06 -カシウスの槍-》を入れているのは確実なので、《妖精将グロリア》を投げるときは確実にもう一枚の《妖精将グロリア》が準備できる手札の時に投げるというセオリーが出来た。
そうはいっても突っ込まざるを得ないときが大半だが。
《ガーデニアフィールド》を戻したら、勝ちが拾いやすくなったのはいいこと。しかしライフゲインを入れておかないとどうしても厳しい。
エヴァンゲリオン 胎動の序曲 注目カード
真・転醒編 第4章:運命の変革 発売
大きな強化カードがくる。それがこれだ。
ここで【抜刀アルデウス】が完成する。
グロリアコン以外で使っていて精神衛生上よいデッキがかなり強くなったので、バトスピのモチベーションを保てた。
さてグロリアコンの話になるが、新しく生まれた【占征光導】が使い手が多いわりに超有利だったため、この時期は結構楽しかった。そのため新機軸のグロリアコンもこのときかなり考えた。
そもそもこの時期は新弾が出るのが遅かったこともあり、かなりデッキを練る時間があった。
この時期の結論は、序盤は耐性持ちブロッカーで耐えて、攻撃しないふりして《天王鳥ストレリチア/天帝ホウオウガX》でフィニッシュだった。
耐性持ちの採用基準は防げないを気にしないで、etbでアドを取るか高bpがあるかで判断するべきだった。
緑ネクサスグロリアコン
以下のは緑ネクサス型のグロリアコン。
【ドラグノ】がいるが、逆に大量のネクサスを置いて割り切れないようにする。少し割れたのは《コンストラクション》すればいいという考え。
もちろん強くないが、《賢者の世界樹アガスティヤ》そのものはかなり使えると思えた。
隠者グロリアコン
以下のは《オラクル二十一柱 IX ザ・ハーミット》の「防げない」すらもかわしながら、無限リソースになることに注目したもの。
《オラクル二十一柱 IX ザ・ハーミット》は《古の魔王城》があると、相手のいかなる除去でも周りを守りながら1回デコイになることが出来る。
防御機構に《比翼恋鳥ラバーズ・ジェミニ》がいる状態で《天馬機獣ペガスペース》を使うと《天馬機獣ペガスペース》が手札に帰るというのを採用した(《比翼恋鳥ラバーズ・ジェミニ》は《オラクル二十一柱 IX ザ・ハーミット》で蘇生可能)。
二軸のアドバンテージ源で二軸の防御が出来ると思ったが、《リターンスモーク》のあまりの弱さに《妖精将グロリア》を使うのが困難だった。
後に《オラクル二十一柱 0 ザ・フール》、《オラクル0 オーバーフール》が登場したため《妖精将グロリア》と一緒に使う理由は皆無になったと言えるだろう。
《リターンスモーク》のここが弱い!
・ソウルコア要求
カシウスで終わり、1ターンに二回《妖精将グロリア》を出せない。
・ドローしない
《リバイヴドロー》を見習ってくれ、トラッシュに《妖精将グロリア》がいないと《偉大なる無駄》になってしまい、二枚以上引くと使いどころが無さすぎる。
黄グロリアコン
以下の奴は足場を黄色で固めて《妖精将グロリア》を出しやすくしたもの。黄色が増えたので重い黄色が使いやすくなっている。
このとき黄起幻を使っている人がいたのでその影響を多分に受けているなぁ。
かなり良かったが、契約編では赤以外の全てがネクサスを破壊以外の方法で触ってくるので使用するのを断念。
運命の変革 注目カード
メガデッキ【光主の共鳴】 発売
グロリアコンは今まで【アマテラス】は微有利くらいだったが、このデッキからはそうではなくなる。
《翼神機巧グラン・ウォーデン・ツヴァイ/天照騎皇ドラゴニック・アーサー》が登場したからだ。
召喚時にバーストをデッキバウンスするので《エクスティンクションウォール》が使えず、除去がガバなので裏面のlv3,4効果も使われまくり白目向いて吠えまくり。
《天照龍公ダイナスティ・ドラゴン》も《エクスティンクションウォール》を使えなくさせるのやめてほしい。
残念ながらこのデッキの新規はグロリアコンで使えるものはない。
地獄と虚無の契約編
契約編 第1章:ファーストパートナー 発売
前にも書いたが、前のパックから契約編は出るのが時間がかかり、真転醒編はそこまで激しい変化が無く(ずっと【アルパラ】がいた)、環境デッキのメンツはマンネリ化していた。
そこで初手確定のカードでカウントを使うというのはとても面白そうに感じた。
ではここから1年間を通して戦うことになるデッキを紹介しよう。
…え? 第1章からそんな紹介していいのかって?
契約編で真転醒編環境は大きく変わるが、そのほとんどは第1章のカードのみを使ったデッキだ。
つまり第1章だけ抑えておけばこの契約編は大丈夫だ。むしろ契約編は1年間ずっと第1章のカードを使ってる。
・【蒼波】
個人的に歴代最強のデッキだと思う。スピリットバーストも使えないし手札も使えないくせにあっちは手札を増やす。手札増加メタも効かない。このせいで《選ばれし探索者アレックス(revival)》を抜く羽目になった。
1年間一生やってた、楽しかったのは最初の1戦のみであとは全部つまらん。自分も使っていたが勝ってもつまらん。ミラー以外なかなか負けないのでそこもつまらんポイント。2キル当たり前でもあった。
・【緋炎】
なぜか白で防げないし手札を増やす。手札増加メタネクサスも効かない。
《エンシェントドラゴン・フェブラーニ》と《糞の世界/糞き糞龍皇》でお手軽後攻1キルするくせに、アド稼ぎながら除去飛ばすのは糞。
《糞の世界/糞き糞龍皇》がある1年間は本当に苦痛だった。むしろ制限にしないで、新編でめちゃくちゃにメタってほしかった。《糞の世界/糞き糞龍皇》が制限になった時は じゃあ俺の1年間はなんだったんだ、開発失敗したゲームを1年間やっていたアホユーザーとバカにしてるのか と思った。
契約編は1年間通して開発が無能オブ無能だと思う。せっかくまともなコスト制のアドの概念があるカードゲームなのに、ここまでぶっ壊すことが出来るのは開発陣には逆に才能があるのかもしれない。
・【碧雷】
バーストも使えないし、手札誘発も使えない。
実際は【アルパラ】で見ることが多かったが、純正のデッキもきつかった。《エクレル・ヴェスパー》がトラッシュを除外し、《オオカブト公》がネクサスをデッキバウンスするので、グロリアコンは絶対に勝てなかった。
・【金雲】
ネクサスと手札を使えなくしあっちは手札を増やす。さっきから同じような説明をしてるような気がする。
これも契約編が糞たる所以だろう。色が違うだけで全員やってることは同じなのだ。しかも契約煌臨があるので、相棒の無いデッキとでは月と鼈のカードパワーがある。
ていうか初手確定のカードが、ほとんどのカードより強いのはおかしいと思わなかったのか?初手確定だから相手の事故に期待するというのもできずゲームが毎度毎度同じ展開になる。
相棒を使わないと一方的に事故と戦う羽目になる。よく事故が無い方がいいというが、絶対に事故率は高い方がゲームとしては出来がいいと思う。それはお互いが事故にさらされるから、不利対面であろうと勝てる可能性があるじゃんけんでなくなるのだ。
契約編はまじでじゃんけんやってた。じゃんけん以外で例えるなら、初手カシウス持ち物検査だろう。
マジでなんでこんなつまんねぇゲームやってんだろ…と契約編の時期はよく思った。
あんまり貶すのもよくないから、この時期の良いデザインでも語ろう。それは完全耐性やそれに準ずる白以外の除去耐性が消えたことだ。
まあ正直「防げない」ばっかで大した差は無いが、永遠にやってる「効果を受けない」「防げない」の片翼はもいでるので、開発者は超バカというわけではないと思う。あと欲しい再録が多いのもよかったね。
・【占征光導】
グロリアコンが唯一ボコボコにできる相手。この時期に存在してくれてありがとう。
さてデッキ紹介が終わったのでグロリアコンの話をしよう。実はこの弾は出る前はかなり期待していた。
【銀零】のカードがかなりグロリアコンにフィットしそうだったからだ。
もし第1章が【銀零】のみの収録だったら、最高の神パックだっただろう。
以下のデッキは新カードにワクワクしながら作ったものだ。
それから契約デッキと何回かやり「もしや結構新弾強いな…?」と感じ始め、さらにやると相手のカウントが溜まるのが早すぎて暗雲が立ち込める。
そうこちらはターン1で除去におびえながらカウントを増やすのに対し、相手は毎ターンカウントを2つ刻みで増やすので、神かと思われた《ソーサライズ学術都市》は実はうんこだったのだ。
この時発見したハイドロドリスパ基板は、これからずっと使っていく大事な基盤である。
ここで完全に「理解」する。契約編は今までのバトスピとは全く違う。《キングスコマンド》や《選ばれし探索者アレックス(revival)》は通用しない、暗にスタン落ちがあったのだ。
構築の話だが、《溶岩海のエデラ砦》を採用していた。確かに強かったが、これは相棒の無いデッキに強いだけで、契約デッキには1ターンこれ置いてパスなのは致命傷だった。
ここでようやく、《五角形の砦》が必要なことに気づく。契約デッキを相手にする時は手札保護の無い防御札は何の価値も無いからだ。
ファーストパートナー 注目カード
エヴァンゲリオン ~シン実の贖罪~ 発売
この時に【紫エヴァ】が生まれた。このデッキも弱くはないが、グロリアコンからしたらめっちゃ楽に勝てるから大好きなデッキだ。
シン実の贖罪 注目カード
契約編 第2章:リベレーションオブゴッド 発売
この時期に【ガタル】【オボロ】【甲獣】が生まれた。が【ガタル】以外はグロリアコンで楽に勝てるものだった。【ガタル】は単純に早くて追いつかないこともあったが、手札が良ければ勝てるレベルだった。そもそもなんのメタも無い相棒に負けるほどグロリアコンは耄碌していない。
どちらかというと前弾のデッキが少し強化されてそっちの方がやばかった(特に《フェニックス・フェニル》)。
この時期は《闇輝石六将 砂海賊神ファラオム》と《超星使徒スピッツァードラゴン》がバカスカ飛んでくるので《魔術皇の大創界石/魔術皇ア=ズーラ》を入れていた。あと《天火烈刀斬》をネクサス割りの為に入れたが、【アマテラス】に劇的刺さって勝てることが増えた。
やっぱり新規カードが少ない時はデッキのブラッシュアップが進んで良い。むしろ新カードが無い時の方がいいデッキになる気がする。
リベレーションオブゴッド 注目カード
契約編 第3章:ライズオブライバルズ 発売
これが発売するまでは、もうバトスピは虚無行為なんじゃないかと思ってた。《 醒海皇ヴァルシャルク》に何もできずにやられ、《相棒竜グロウ》《エンシェントドラゴン・フェブラーニ》《糞の世界/糞き糞糞皇》に後攻ワンキルされ、後同じような相棒二つにやられて、俺なんでクソゲーやってんだろと自問自答。しかしギリギリあの新カードのおかげでモチベを保てた。
この時期は【AFO】【月光龍】【テラード】が生まれた。相変わらず第1章組と比べたら弱かった。もちろんグロリアコンで勝てる程度だった。
《極光機士ナイト・スターク》が入ったことで、以前よりも圧倒的なデッキパワーの向上があったが、第1章にはまぁ勝てない。無残に嬲り殺されるとは減ったし、超極稀に勝てるようになったが。
私はプレビューで《極光機士ナイト・スターク》には希望を見た、しかし実戦では40%の希望と60%の絶望を味わった。
ライズオブライバルズ 注目カード
ガンダム ~魔女の覚醒~ 発売
《極光機士ナイト・スターク》のおかげでギリギリモチベがあったが、やっぱりモチベが無いこの頃、またもや新カードでモチベがちょっと上がって下がった。
今弾からの新入りは《アカツキ[オオワシ装備]》。強制効果まみれで、除去耐性がない【碧雷】用のカードだ。だが他の対面にも刺さって感触がいい。さらにここで《双翼乱舞》を抜き、《連環ノ計》を入れる。もう《双翼乱舞》は碌に開けず手打ちばっかだったので、なら白軽減がある方がいいわということ。
覚醒の魔女 注目カード
契約編 第4章:ビヨンドエボリューション 発売
この弾のプレビューで、《オラクル二十一柱 XX ザ・ジャッジメント》という強力な手札誘発防御札がでたため【テラードグロリア】なるものを考えていたが、
全てがどうでもよくなる新規カードが出た。
前弾は【蒼波】にようやくそこそこ勝てていたが、新規で全て解決された。そんなことよりこのカードのテキストから公式はTCGを「面白い対戦ゲーム」ではなく「強いカードを作ったら売れる商品」と思ってるように感じた。つまり面白いものを作ろうという気概が感じられなかった。もうやる気はかなり落ちた。
だが結局グロリアコンが使いたいので、また触り始める。ここでバトスピが嫌いになったがグロリアコンは嫌いになれなかった。
デッキ枚数が増えたため、ドロソも増えた。
ビヨンドエボリューション 注目カード
第33回改定
大量に契約編で活躍したカードが規制された。
私はこの改定からクソゲーだったのかとしっかり気づけた。
1年間もクソゲーをやらせた運営に嫌気がさしてやめた。
現在
バトスピをやめてもグロリアコンの構築を考えている。
もうやらないしやりたくないのに。
なので私の考えを吐き出せばこの衝動は消えると思った。
なのでこれを書いた。
だがここまで読んだ人の中で、グロリアコンはそんな雑魚じゃねえという人がいたら、是非noteを書いて教えてください。
最後に【白電王】のAさん、【竜騎士】【氷姫】のTさん、【ストレングス】【ドラグノ】のDさん、【蒼波】【光導】のFさん、【緑W】のSさん、【鉄華団】のAさん、添削を手伝ってくれた【甲竜】【楽族】のKさん
私とバトスピして下さり有難うございました。
ここまで読んでくれてありがとう。どうかあなたのグロリアコンは長続きしますように。
付録
紹介したほとんどのカードの解説リンク
常識
・デッキ破棄除外されると辛い
・トラッシュ除外されると勝てない
・手札誘発は実質グロリアコン新規
・マジックカードは全て実質グロリアコン新規
・ライフゲインカードは全て実質グロリアコン新規
・能動的なライフゲインを1枚はデッキに入れたい
・楽族も多分実質グロリアコン新規
・《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》はトラッシュにあるとき回収できない。
・墓地メタ召喚時メタに負けないよう絶対にネクサスを触るカードを入れる
・ボンシャスワロウセクシーは糞
用語解説
この記事では一般的なバトスピの用語もあるが、私のバトスピ用語も使用される。なのでその用語も含めた解説である。
・「宿り木」
場持ちの良いブレイヴができるコスト5以上のスピリットの事を指す。
《妖精将グロリア》を召喚しその効果で《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》を出した際、召喚時バーストなどでグロリアが除去され、返しのターンで《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》が破壊されることがある。このことを未然に防ぐため《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》のブレイヴ先を自分のターンで相手の効果を受けないコスト5以上のスピリットにする必要がある。
敵の例として《吸血伯爵エル・サルバトール》《闇輝石六将 砂海賊神ファラオム》など。
単純にコアブの為に《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》を出したいことがあるので大事な概念である。しかし直接勝利に関係することではないので、絶対的な採用理由ではない。
・「ボンシャスワロウセクシー」
《宇宙海賊船ボーンシャーク号/宇宙海賊船ボーンシャーク号 -襲撃形態-》制限カード<1>《スワロウテイル(rivival)》制限カード<1>《セクシーバズーカ》制限カード<1>を組み合わせた略称である。これらは共通効果で
「自分のライフが3以上の間、『このスピリット/アルティメットの召喚時』効果と、本来のコストが3以下の創界神ネクサスすべての《神託》は発揮されない。」
というグロリアコンが、泡吹いて倒れまくり白目向いて吠えまくりな効果だ。
憎いが《スワロウテイル(rivival)》は頑張ればグロリアコンでも使える。
グロリアコン最恐の敵だ。
・「手札誘発」
《灰流うらら》の事ではなく、《EVANGELION Mark.06 -カシウスの槍-
》や《ギフト・オブ・ザ・ナイル/クレオパトラス・オリジン》のようなある条件下でフラッシュ以外のタイミングで使用できるカード。
・「ハイドロドリスパ」
契約編で大変重宝した《ハイドロリックシューティング》と《ドリームスパーク》の組み合わせ。
フラッシュバウンスで相手の手札の枚数を増やすことが出来、《ハイドロリックシューティング》の効果で攻撃的なハンデスが出来る。
契約編の前からこれらのカードはあったが、《相棒機スターク》の登場で《ドリームスパーク》の効果を余すことなく使えるようになった。
・「シーカーパイオニア」
「ゴッドシーカー」「パイオニア」の名前を持つカードだけでなくコスト3以下で、初動となるオープンサーチ効果を持つ生物の事を指す。
《リミテッドバリア》の穴である生物でありながら、相手からしたら出さない理由がないカードなので、グロリアコンの悩みの種だ。
契約編では死滅したので気にする必要はなくなった。
・【抜刀アルデウス】
「抜刀」効果で「剣刃」を踏み倒し、《偽りの地下帝国》や《白蛇帝アルデウス・ヴァイパー》でコントロールする大昔に存在した環境デッキ。
この記事ではグロリアコンが不調の時は【抜刀アルデウス】の話をしがち。
アルデウス大手のながやまさんの影響を多大に受けております。
・【導魔】
いわずと知れた環境デッキ。発売日に組んだのでその時は環境デッキでなかったが、後に最強と言ってもいい存在になった。《導魔神姫ジェラルディー》のために組んだが、組んだその日にデッキから抜いた。
基本的にグロリアコン【抜刀アルデウス】【導魔】の三つを回していた。
・【ドラグノ】
転醒編 第4章:天地万象が始まり真転醒編に居座り契約編が始まるまで存在したデッキだ。そして、グロリアの構築を歪めまくった天敵である。だいたいネクサスを破壊する効果を共通で持ち、破壊効果はpigが誘発しないという効果も持つ。これのせいでネクサスレスグロリアコンとかいう終わってるデッキにする必要があった。
当時を知らない人からしたら【ドラグノ】のまともな新規は転醒編 第4章:天地万象までなのになぜ真転醒編に存在できたのだと思うかもしれないが、真転醒編はまともな新デッキが生まれなかったので環境が地続きだったのだ(白目)。
敵である。
・「ランポシャック」
《相棒狼ランポ》と《相棒鮫シャック》を合わせた略称。
どちらもバーストを紙切れにし《相棒狼ランポ》は手札誘発も紙クズにする。
これがあるからバトスピはつまらなくなった。使ってる方も使われてる方も面白くない。というか《糞の世界/糞き糞糞糞》とかを野放しにしていた契約編まじでおかしい。1年間苦痛だったわ。
というか相棒と魂状態と契約煌臨とOCとカウント+2(+1でいい)なんか作ってしまった契約編はバトスピ史上最低最悪のおもんな編だと思う。6個テーマが出来たのに全員手札ためてネクサスバーストマジック潰しこんなん遊戯王とかわらんしだったら遊戯王やるわ。
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