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ポケモンカードを売った話【日記】



流行りに乗り遅れた男

youtuberが流行らせてしまったポケモンカードのプレミア化。中でも「旧裏」という90年代~2000年初期までのポケモンカードがとんでもない価格で販売されていることを知りました。

完全に他人事でとらえていたのですが「そういえば昔けっこう集めてたわ!」と思い出し、実家の子ども部屋に眠っていたポケモンカードを送ってもらいました。

しかし時はすでに2023年の冬。
「ポケカバブルがはじけた」と、にわかに囁かれるようになっていました。

カードショップにはぜったい持ちこむな!

カードショップの公式サイトやXのアカウントを見れば、数千から数万まで高額買取の宣伝をしています。ですがあれを真に受けてはいけません。

実は自分で出品する前に「そこそこの値段で買い取ってくれるならいいか」と安易な考えでカードショップに持ち込んでしまいました。カードゲームをたしなむ人ならまず知ってる有名ショップです。

10枚ほど持っていきました。仮に10枚全部が前情報どおりなら買取額は3万円くらいになるはずでした。

実際の買い取り額は1枚50円か100円で合計買取金額はたったの1000円弱。

提示している買取額はあくまで最高額の話。
カードの状態で買取額が変わるくらいは素人の筆者も知っていましたが、ここまでひどいとは思いませんでした。

フリマサイトで販売してみる

magi

カードショップは論外。じゃあポケカを個人で売るにはどうしたらいいのかと調べて最初に知ったのは「magi」でした。
ですが結果を先に言うと、3か月で20枚ほど出品して売れたのはたったの3枚でした。

magiはただのカードではなく、傷一つないような美品やPSA鑑定されたカードの取引がメイン。つまり高い品質を求める人がメインのマーケットです。ちょっとでもキズがついたり、人気がないカードは全く見向きされませんでした。

ただぶっちゃけますとmagiは実店舗は有名なんですが、フリマサイトのほうはかなり評判が悪かったんです。過去のレビューを洗ってみると、

「サイトが使いづらい」
「出品者、購入者どちら側にもトラブルを起こすユーザーが多い」

といった批判がたくさん出てきたんですよね。それが原因でユーザー自体が離れてしまったのも問題でした。

「買い手がいなきゃ商売にならない」
なので別のフリマサイトで出すことにしました。

メルカリ

4月から「メルカリ」で出品をはじめました。効果はすぐに出ました。

magiであんなに鳴かず飛ばずで売れなかったカードたちが、ドンドン売れちゃうんです。そして売り上げの残高がどんどん貯まっていく。「モノを売るって楽しいな!」と思いました。本業では一度も感じたことないんですけど。

しかし今度は売れるようになったからこその悩みが。

手数料が高い!

メルカリは販売手数料が10%。例えばカードを1000円で販売すると100円手数料を引かれ、実際の売り上げは900円になります。

これがけっこう痛いんです。あとで今の総売り上げは出しますが、これまでの販売手数料だけで17,000円ほど取られてます。

YAHOO!フリマ

手数料が安いフリマサイトはないかと調べたら、YAHOO!フリマが最安でした。

手数料はなんと5%
しかもはじめて取引が成立したときは手数料なしのボーナスつき。

「これはいいぞ!」と思い、すぐさまアカウントを作り、出品したのですが・・・、

まったく売れませんでした。

理由は単純に旧裏カードの売買がぜんぜん盛んじゃなかったからです。

フリマサイトで売るなら

結論、フリマサイトで旧裏を売るならメルカリです。
というかメルカリでしか売れてないです。

magiははっきりした理由があるのでわかるのですが、YAHOO!フリマが盛んじゃないのがよくわかりません。
YAHOO!フリマは販売数も少ないですが、そもそも出品数自体もかなり少ないんですよね。手数料安いのに。

やはりフリマサイトで重要なのは”認知度”。その点、メルカリは広告を昔からよく出していましたから、利用したことがない人でも知ってるレベルで認知度が高いです。

YAHOO!はどちらかというとYAHOO!オークションのイメージが強いのでまだまだ認知度が低いのだろうと思います。

結局、”人がいない場所では、どんなに良いものも何をやっても売れない”ということです。

いくら稼いだ?

今の総売り上げは、161,234円
手数料と送料がなければ190,000円くらいなんですがねぇ、コストがかかります。

100枚以上売っているので1枚あたりの単価は平均900円前後。
単品での最高額は「ナツメのゲンガー」で11,000円です。

今の旧裏市場

ポケカバブルは2023年の夏からはじけ、順調に下落し続けています。

過去の取引と比べると、同じカード、同じクオリティでも需要が減ったために販売価格をどんどん落としていくしかない状況です。

販売額を決めるときは過去の取引を参考にします。
直近2か月くらいの取引を調べて「この価格なら売れるかな」と思って決めるのですが、1週間、2週間経っても売れず、最終的に設定した価格の半額でしか売れません。

過去の取引を見るたびに「こんな状態の悪いカードがこんな価格で売れるの!?」とショックを受けますね・・・。

フリマを始めてよかった

それでも流行に完全に乗り遅れたわりには売れたほうだな、と前向きに考えています。実家に眠ったままだとヘタしたら捨てられていたかもしれません。

そしてフリマサイトって実は一番安く手軽に自分の個人店を持てる方法です。

出品ジャンルの中にはハンドメイドの工芸品だったり、果物を販売している出品者もいます。最初はびっくりしましたがちゃんと売れているみたいなので「こういうのもアリなんだ」と感心しました。

手数料はかかりますが、初期費用ゼロで日本中の人に商品を販売できる店舗とマーケットが手に入るのはお得すぎます。

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keita|ゲームブロガー
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