大阪府警布施警察署による暴行・拉致監禁を許さない

 私は、近畿大学政治学研究会で活動している雑賀健というものです。今年の10月の半ば頃から近大内や近大周辺で学費下げろ行動、戦争反対行動などを行っています。私は、先日、布施警察署の警官から暴行・拉致監禁を受けました。そのことについてお話したいと思います。

なにがあったか

 10/26午前1時頃近鉄長瀬駅付近を一人で歩いていたところ、長瀬駅前交番の警察官三人がやってきて「デモのやつだ」と言われ押し倒されました。その後、警察官の一人に一分ほど首に馬乗りなられ息をできなくされました。警官が首に馬乗りになることによる死亡事故は世界各地で多発しており、私も一歩間違えれば死んでいたかもしれません。又、別の警官が馬乗りになっている警官に対して笑いながら、「それくらいにしとけよ」と言いました。これは人の生命、尊厳を踏みにじる行為です。絶対許すことは出来ません。その後、首を圧迫されていたせいで嘔吐してしまいました。これを見て、警官達は「酩酊しているから保護すると言い出しました。私は「酩酊していないし自分で帰れる、取り敢えず共に行動していた人に連絡する」といいました。そして、私が知人にスマホで連絡しようとしたところスマホを取り上げようとしてきました。私が取られまいとスマホを握ったところ「保護だからこれは警察のものだ、放さなかったら強盗だ」と怒鳴られました。そして私はパトカーに乗せられて布施署に連行されました。布施署に付いてパトカーから降ろされる際も足を押さえつけられた状態で、「自分で立て、立てないなら引きずる」と言われ、首を掴まれ思いっきり引っ張れました。保護室に入れられてからも、警官五人ほどに踏みつけられるなどの暴行を受けました。その後も上半身裸にされ、そのまま一晩放置されました。どの行為を取っても死亡リスクがある危険極まりない蛮行としか言いようがありません。

今回の件はなぜ極めて悪質なのか

 今回受けた暴行はどれも一歩間違えれば死んでいてもおかしくなく、力を国民から与えられた警察という組織がこういった蛮行に走ることは何があっても許容されません。  
 又、暴行の中身のみならず、今回の件はあからさまに運動潰しの意図があり極めて悪質です。デモや抗議活動の最中に警官に暴行されたことは何度もあります。こういった行為も断じて容認できるものではありませんが、ただ道を歩いているだけで暴行・拉致監禁されるというのは次元が違う行いです。私は夜道を一人で歩くことすら恐怖となってしまいました。自らの言論によって(しかも私の主張は国家に対してではなく現職の自民党議員が理事長をやっているだけの一私立大学へのものです)、警察に襲われる。そうやって恐怖により、体制にとって都合の悪い言論を封殺していく。私はこんな事が行われるこの地が本当に民主主義国家日本なのか確信が持てません。知らない間に、どこかの独裁国家に連れさられているのではないだろうか?あるいは治安維持法全盛の時代にタイムスリップしているのではないだろうか?そういう思いです。

布施警察署へ

布施警察署並びに大阪府警に以下の三点を求めます。
1.今回の件の調査及びその結果の公表
2.関わった人間の処罰
3.再発防止策の策定及び公表

読者の皆様へ

 このようなことを許していては権力にとって不都合なことを主張する人は警察の暴力によりどんどん抹殺されていき、私達の権利は狭められていく一方です。声を上げることで抵抗の意志を示していかなければなりません。
 近日中に布施警察署にて抗議活動を行います。一人でも多くの方に参加をお願い申し上げます。参加して下さる方は、下記の連絡先までご連絡をお願い致します。又、今回の件に抗議する署名活動も準備しています。こちらも皆様の声が必要です。開始致しましたらご協力のほど宜しくお願い致します。
 最後になりますが、「一人の人権は皆の人権」という言葉があります。これは決して私一人の問題ではありません。私達の権利と自由のため共に闘いましょう。

(連絡先)近畿大学政治学研究会
Mail:kdu.seiken@gmiail.com
Twitter(X): https://twitter.com/KDU_Seiken
Instagram:https://www.instagram.com/kdu_seiken

(文責)近畿大学政治学研究会 雑賀健

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