見出し画像

ブックレビュー 『Feeling Good』

『Feeling Good: The New Mood Therapy』は、認知行動療法(CBT)の先駆者であるデヴィッド・D・バーンズ(David D. Burns)によって書かれた自己改善のためのベストセラーです。この本の概要を以下にまとめます。

書籍概要

タイトル: Feeling Good: The New Mood Therapy
著者: デヴィッド・D・バーンズ(David D. Burns)
出版年: 1980年
ジャンル: 自己改善、心理学、メンタルヘルス

もし「自分の気分を高めることができるのは他人ではなく自分自身だ」と聞いたら、はっとしませんか?『Feeling Good』はまさにその一言で読者を引き込みます。この本は、気分をコントロールするための具体的なアドバイスがぎっしり詰まった一冊です。

著者のデヴィッド・D・バーンズは、気分が行動に先立つのではなく、行動が気分を形作ると説いています。ぐずぐずと先延ばしにしてしまうことは、気力と行動を混同しているからだと言うのです。この視点は、行動に移すための強力な原動力を提供してくれます。

さらに、バーンズは「人間の価値について考えるべきではない」とも述べています。重要なのは、自分自身の価値を測ることではなく、具体的な行動を起こすことなのです。この考え方は、自己評価に悩む多くの人にとって大きな救いとなるでしょう。

本書では、現実的なゴールを設定し、それを達成しようと努めることの重要性も強調されています。自分でコントロールできることに集中し、コントロールできないことに執着しないという教えは、心の平安をもたらす鍵となるでしょう。

『Feeling Good』は、これまで当たり前と思っていたことに新たな視点を与えてくれます。無意識で見過ごしていたことにスポットライトを当て、より良い気分を自分で作り出す手助けをしてくれる一冊です。
興味が湧いた方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。人生が変わる一歩を踏み出すことができるかもしれませんよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?