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税法試験対策:学習と本試験の時間配分の秘訣

 マガジンの分類 税理士試験合格への道しるべ:効率的な勉強法と合格体験記

税法試験に挑戦する受験生の皆さん、こんにちは。今回は、税法の試験対策において重要な「学習の時間配分」と「本試験の時間配分」についてお話しします。この二つのポイントをしっかりと理解し、実践することで合格への道がぐっと近づきます。

学習の時間配分

まず、学習の時間配分についてです。多くの受験生が理論の暗記を苦手としています。そのため、理論の学習時間を削って計算問題に多くの時間を割こうとする方がいますが、これは大きな間違いです。

勉強時間の合計を100とした場合、計算に30から40の時間を割き、理論には60から70の時間をかける必要があります。特に初学者は理論学習に多くの時間を割かなければなりません。具体的には、理論学習に70の時間を使わないと覚えきれないことが多いです。一つの理論を完全に覚えるまでに一週間以上かかることも珍しくありません。そして、覚えた理論は何度も繰り返し学習することで、記憶を定着させていきます。試験が近づくにつれて、理論学習の時間は増えていくでしょう。

本試験の時間配分

一方で、本試験における時間配分は学習とは逆になります。試験時間が2時間ある場合、理論の筆記は45分から50分以内に収める必要があります。なぜなら、計算問題の量が多いためです。

税法の計算問題の難易度は簿記論ほどではありませんが、そのボリュームが多いため、70分程度を計算問題に割く必要があります。計算問題に取り組む時間を確保しないと、手をつけられない問題が出てしまいます。一方で、理論については覚えた内容をできるだけ早く書き上げることが求められます。遅くとも50分以内に理論問題を仕上げないと、計算問題に十分な時間を確保できず、大きなハンディキャップとなります。

成功の秘訣

このように、学習段階では理論に多くの時間をかけ、本試験では計算に時間をかけることが税法試験の時間活用の秘訣です。理論の暗記には時間がかかりますが、しっかりと覚えておくことで本試験ではスムーズに対応できます。そして、計算問題に十分な時間を割くことで、全ての問題に手をつけることができ、得点を最大化することができます。

税法試験に向けて、学習と本試験の時間配分を意識し、効果的に学習を進めましょう。高木会計事務所では、受験生の皆さんを全力でサポートしますので、ぜひご相談ください。一緒に合格を目指して頑張りましょう!

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