見出し画像

「どんぶり勘定から脱却!現金のハプニングを笑いに変える方法」


税理士の高木です。 小売業を始めた関与先なんですが、売上を入れるレジからそのまま経費などの支払をしている方が多いです。
月次の巡回監査でご指導するのですが、そのやり方が治らない方も
いらっしゃいます。そこで、今日はご商売をするうえで、現金の管理がいかに重要であるかのお話しをしたいと思います。

昔、銀行員だったときに研修などでよく言われたことは次の言葉です。

「現金、その場限り」

銀行預金と違い、現金については証明するのは、その場でないとできないというとですね。後で証明するのは不可能に近いということです。

現金の管理には、どんぶり勘定という古風な手法がありますが、これが経営にどんなドタバタを招くかご存知ですか?現金が増減し、勘定がめちゃくちゃになる典型的なパターン、そんなトラブルを回避し、笑いに変える方法を紹介します。

  1. 売上金は即銀行へ! 現金の受け取り方を変えるだけで、大きなトラブルを回避できます。売上金は全額銀行に入金しましょう。これでどんぶりの中の現金が膨れ上がる心配はありません。

  2. 支払いは銀行から! 経費の支払いも、現金ではなく銀行口座から行います。普通預金口座からの振込、クレジットカード、電子マネーなど、様々な支払方法があります。これでどんぶり勘定がマイナスになるリスクを減らします。

  3. インプレスシステムの魔法 小口の経費支払いには、インプレスシステムを活用しましょう。銀行から一定額の現金を引き出し、それだけで小口の経費を賄います。これで経費支払いの混乱も解消! 釣り銭についても、レジから出すのではなく、釣り銭用の現金を用意するのが小売業の常識です。

  4. 毎日の照合作業を楽しく! 現金残高の照合作業は、日々の楽しいイベントに変えましょう。金種まで合わせる作業が、現金の冒険物語に変わります。銀行員の場合は、1円が合わないと合うまで帰れないこともありますが、そのような気迫をもっていれば、毎日、合うはずです。

  5. 青色申告の特権をゲット! これらの手法を駆使して、青色申告の特権を手に入れましょう!所得控除、損失控除、法人税率の軽減など、経営のスーパーパワーが手に入ります。

どんぶり勘定から脱却し、経営をスマートに、楽しく、そして青色に彩りましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?