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自己資本率30%超を目指しましょう。


自己資本率とは

会社の総資産に占める自己資本の割合のことを自己資本率と呼びます。この場合の自己資本とは、払い込んだ資本金だけではなく、利益の留保も含んだ金額のことを言います。

企業の経営資本のうち3分の1の30%が自己資本であるということは、経営が非常に安定していることを意味します。
またそのことで、外部の信頼も獲得できるので 企業発展の基礎になるもので 非常に重要である。

自己資本率を高める3つの方法とその重要性

企業の経営において、自己資本率は重要な指標の一つです。自己資本率が高ければ、経営の安定性が増し、外部からの信頼も得やすくなります。しかし、自己資本率を上げることは容易なことではありません。そこで、自己資本率を増やす方法とその重要性について考えてみましょう。

1. 利益を内部留保する方法

利益を内部留保することは、自己資本率を高めるための重要な手段の一つです。この方法には、攻めの戦略と守りの戦略の2つがあります。

1.1. 攻めの戦略

  • 売上の増加や生産性の向上など、企業の成長を促進する戦略です。

  • メインの経営戦略に関わるため、将来の企業の発展に直結します。

1.2. 守りの戦略

  • このコストの削減に関しては誤った考えの経営者が多い。

  • 電気を消すとか、業者の支払いを値切るとか、従業員の昇給をしないとかのケチケチ戦略に結びつきがちだが、企業の士気をそぐことにつながりやすい。

  • 電気代の節約や従業員の昇給抑制などのケチケチ戦略は、従業員の士気を低下させる可能性があるため避けるべきです。また、無闇矢鱈に出入り業者にコストカットを求めるのは、得られるサービスや商品などの低下を招き長期的には経営上マイナスになるでしょう。

  • コスト削減のメインの方法は2つです。 安易な節税に走らないということと役員報酬の見直しをはかるということが最も効果的なコストカットの方法です。

2. 資産・負債を圧縮する方法

自己資本率を上げるためには、資産や負債を見直し、最適化することが必要です。

2.1. 資産の圧縮

  • 不要な資産を売却することで、企業の資産を効率的に活用します。

  • 売掛金の早期回収や在庫の削減も、自己資本率の向上に寄与します。

2.2. 負債の圧縮

  • 有利子負債を減らすことで、負債の圧縮が可能です。

  • 借入をして有価証券を購入したり不動産をに投資したりすることは、自己資本率を下げる原因となるため、注意が必要です。

3. 増資をする方法

自己資本率を高めるためには、増資も有効な手段の一つです。

3.1. 経営者一族からの増資

  • 経営者一族が会社に出資することで、自己資本を増やすことができます。


3.2. 第三者からの増資

  • 外部からの投資も自己資本を増やす手段の一つですが、中小企業ではハードルが高い場合があります。

  • 中小企業の場合は、経営権の問題や経営の透明性の問題もあり難しい場合が多いです。

自己資本率を高めるためには、経営戦略の見直しや資産・負債の管理、適切な増資など、様々な取り組みが必要です。企業の将来を見据え、計画的な資本構造の構築を行いましょう。

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