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税理士試験の簿記論 本試験問題の解き方とトレーニングの方法


簿記論を攻略せよ!

簿記論の試験って、まさに頭脳戦!解き方一つで合否が分かれます。予備校で30%以内に入っていればほぼ合格圏内と言われていますが、実際にはその半分が合格。ここで差をつけるのは、解答の戦略と時間配分なんです。

まず、やっちゃいけないのは、第1問と第2問に時間を使いすぎて、第3問の総合問題で時間が足りなくなること。意外にも、実力のある受験生ほど、この罠にハマりがち。難しい学者問題を完璧に解こうとするあまり、総合問題で失点してしまうんです。

そこで、おすすめの戦略はこれ!

  1. 総合問題から解く: 最初に総合問題を解きます。目安は70分。ここで解けるところをしっかり取っておきましょう。

  2. 学者問題は後回し: 残りの時間で第1問と第2問に取り組みます。ここがポイント!わからない問題に固執せず、できるところをまんべんなく解く。

この解き方を練習するために、日頃の総合問題演習で試してみてください。

では、具体的なステップに進みましょう。

簿記論試験攻略ステップ

① 素読&トリアージ

まず、問題をざっと読みます。問題の区切りに線を引き、総合問題を個別問題の集まりとして扱います。それぞれの個別問題に、難易度を◯、△、✕でマークしてトリアージします。すぐに解ける問題もあるので、見逃さないように。全体の素読は5分程度です。

② 解答時間の設定

問題用紙の余白に、解答時間のリミットを書き込みます。たとえば、総合問題なら「14:10まで」と具体的に書きます。

③ 取りやすい問題から解く

トリアージした取りやすい問題(◯マーク)から解き始めます。難しい✕の問題でも、配点があるかもしれないので、書けるものは書いておきますが、時間をかけすぎないこと!

④ 情報の集約化

仕訳や計算過程、線表などは問題用紙に記入していきます。こうすることで、情報を一箇所に集約できます。

日頃から効率的に学習しよう

これらのステップを普段の学習で練習しておけば、本番でも慌てずに対応できます。重要なのは、解答順序と時間配分を意識すること。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると自然とスムーズに進められるようになりますよ。

簿記論の試験はただの知識だけでなく、戦略と時間管理が鍵。ぜひ、この方法を試して、面白く効率的に学習し、合格を勝ち取ってください!

参考として、昨年度の簿記論の本試験問題のリンクを貼っておきます。受験生以外の方でも、腕に覚えのある方は、チャレンジしてみてください。

令和5年 税理士試験簿記論



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