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百歳プロジェクト 「Man is mortal」: 宗教学の授業からの思索


私が大学生だった頃、通っていたのは京都の同志社大学でした。

同志社大学は、新島襄によって設立されたキリスト教系の大学であり、その神学部は非常に有名です。
しかし、私は神学部ではなく、法学部法律学科に入学しました。

同志社大学は、全学部において宗教学が必修科目であることが特徴でした。

つまり、私が法学部に所属していたとしても、宗教学の授業を受けることは避けられませんでした。

そんな中で、私が宗教学の授業で最も強く印象に残っている言葉があります。「Man is mortal」―つまり、「人は死ぬ」ということです。

同志社大学のキリスト教の背景から、宗教学の授業は神学的な内容を期待していたかもしれません。しかし、その授業は私にとっては哲学的なものであり、人間の存在や意味について深く考えさせられるものでした。

なぜこの言葉が私に強く響いたのか。

それは、当時の私が死や永遠などの概念について真剣に考えることがなかったからかもしれません。

若さゆえに、死という現実から目を背け、不死や永遠の幻想に心を奪われがちでした。

しかし、「Man is mortal」という言葉は、現実を直視させるものであり、人間のあり方や生き方について深く考えさせられる契機となりました。

何十年もたった今でも、この言葉は私の心に深く刻まれています。

人生のかけがえのない一部となり、私の考え方や行動に影響を与え続けています。

宗教学の授業で得たこの言葉は、私にとって人生の指針となりました。

死という現実を受け入れ、その中で意味ある生を送ることの重要性を教えてくれたのです。

まさに人生100歳ブロジェクトにふさわしい話題ですね。


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