本試験までの距離感を踏まえた早期合格のための戦略
本試験までの距離感を踏まえた早期合格のための戦略
特に税法
私はすでに税理士試験に合格しているのですが、現在は勉強のために相続税の初学者クラスに参加しています。そこで少し感じたことをお話しします。
相続税他、法人・所得などの税法に関しては、本試験までには80題の理論を暗記する必要があります。相続税の講師からは、年内の目標として40題を暗記するよう指示されています。つまり、月に平均して10題、毎週に換算すると2題の理論を完全に暗記しなければならないことになります。
年が明けると、前年に不合格となった経験者がクラスに合流することになります。この状況下で合格を目指すためには、最終的に上位30%に入ることが求められます。
そして初学者の人が初年度で前年の受験経験のある人たちもあるなかで、上位の成績を獲得するのはハードルが高いのですが、不合格者の多くは、理論暗記が不足していたことが大きな要因です。
そこで、初学者クラスの者が受験経験者と競い、実力判定試験や模擬試験の中で上位に食い込んで、1発合格するための戦略としては、何としても年内に40題の理論をある程度でも暗記することが重要です。
しかし、周りを見ると、計算に力を注いでいる人が多く見受けられます。このままでは、経験者に追いつくことは困難です。週に2題の理論を暗記するためには、学習時間の大半を理論暗記に割く必要があります。
例えば、毎日2時間の学習時間を確保できるなら、計算は授業内でマスターするつもりで、そのほとんどを理論暗記に充てる必要があります。具体的には、1日の学習時間120分のうち、100分以上を理論暗記に使い、残りの時間で計算を行うという形です。
特に簿記から進んできた方々は、この学習時間の感覚がつかめていないことが多いです。計算に関しては直前期に詰め込むことも可能ですが、理論についてはどんなに努力しても直前の追い込みだけではカバーできません。
理論暗記の具体的な方法について
今後、数回に分けて具体的な理論暗記の方法について記事をアップする予定です。