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第38回静岡リーグ決勝戦②

4回戦までは出来過ぎの静岡リーグ決勝戦。5回戦開始時点で2番手川崎プロと41.5ポイント差、3番手望月プロとは45.7ポイント差。

5回戦 抜け番・ダニエルプロ
多分、ダニエルプロは相当調子が悪かったんだと思う。長考が本当に多かった。普段は立直も仕掛けも即断だったような気がする。不調の時は難しい手牌が増えて、失敗するとさらに寄せ難い手牌ばっかりになる事が大杉内。結果的に、ダニエルプロは、ここで敗退となる。

何とか耐えながら800点沈みで進んでいた南3局親番になんとチョンボ(▲20.0ポイント)。内容は槓しての嶺上ツモり忘れ。状況的には自分はオリている。立直は入っていないが仕掛けが多く、他家はだいたい聴牌していそうで何が通るかよく分からない。「1枚通れば3枚通る」で無筋の7を強打するくらい手が詰まっていた。最後に四の槓を入れて海底消し。安全牌を打って流局、のはずが、同卓者から「嶺上牌を自模っていない」との確認が入り、立合人に確認の上チョンボ宣告。正直嶺上牌については全く記憶がない。「しんどい状況を脱した」安堵感から、普通の動作ができていなかったのだと思う。また、なんとなくフリー雀荘とかでも打牌と嶺上からの牌補充の順番が適当だったとも思う。普段やれていないことは、大切な時に効いてくる。最終局で川崎pから1,300は1,900をアガってギリギリ浮きが取れて、チョンボ込みで▲18.7。正直最後のアガリは本当に助かった。なんだかんだで12.4差という「着順勝負」の最終戦となりました。きっついわ。

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最終戦
後になると、1回戦目を抜け番にしたツケが回ってきたと感じる。頭は疲労でクラクラ、精神的にも5回戦のチョンボ騒動でかなり消耗した状態で最終戦となった。まぁ、全部自分のまいた種だけどね。現実的には望月プロとは着順勝負、OKCと川崎pは「トップラス+2万点を決められると逆転」くらいのイメージ。基本は望月pの動向を見ながら進めることになりそう。

正直、5回戦のチョンボの瞬間も最終戦東1局の一人ノーテンでトータル首位を明け渡した時もそれほど危機を感じていなかった。今日の出来なら、落ち着いて戦えば必ず再逆転できると思っていた。かなり手ごたえを感じていたし、半荘スタート時は順位点変動で大きくポイントが動くことはよくある事。気持ちは落ち着いていたし戦闘意欲も失っていなかった。ただ、1本場の望月p2,700オールはグラッと来た。ここから冷静さ、粘り強さを失って崩れたと思う。「早く終わりたい」と痛切に思ったのが東1局って、早すぎるでしょw

南2局のドラドラ七対子の立直(流局)。結果的に敗退の決定打(川崎pの小三元)への放銃になったドラ3立直。いずれも焦って「冷静なら掛けない立直」。西単騎はおそらくダマなら拾えた6,400。河が派手過ぎて立直では絶対出ない牌だった。「リーチで時間を作って自模りたかった」というなら西じゃないしね。ドラ3は四と六が河にバラ切りされていて、五は「誰も持っていないか誰かが3枚固めているか」のどちらかという感覚。そんな怪しい五‐八待ちは、結果OKCの四暗刻立直に5枚組み込まれて後に五を闇槓される始末。バランスを崩した者の末路は12,000放銃で妥当でしょう。

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公式ルール1戦で「45.1ポイント」というとんでもない差を逆転されてさらに30ポイント以上引き離されてしまいました。掴みかけた勝ちを自分でフイにしてしまうのは、本当にキツイ経験です。結果的には、勝負立直が1つアガれていれば優勝もあったかもしれないけれど、いずれにせよギャンブル立直でアガれないのが普通かも。

本当に、川崎プロが強かった。決勝4回で優勝4回。どんなに俺が下手打ったとしても、麻雀でそんなことあり得るの?すごいなぁ。もう同卓したくないよw

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4タイムズチャンピオン

実は作戦はもう1つあった。それは「5回戦目で勝負を決める」事。競った状態になると、確実に自力が出る。大差をつけて相手に「普通の麻雀」をしている場合じゃない状態にする。それが今回の最大の作戦。そういう意味では5回戦のチョンボは本当に致命傷でした。現実的な条件で戦わないといけないのは、今の自分には荷が重かった。そんな感じでした。

どうでもいいけど、前回の決勝(第36回)は緊張で点数申告を間違えまくったけれど、今回は1回も間違えなかったんじゃないか(多分)。下手は下手なりに、少しずつ、成長しているんではないかと。第39回も4月に始まります。頑張りますので、興味のある方は是非、連盟静岡支部のHPをご確認ください。マジ、静岡リーグ楽しいから。

おわり。

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