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【供養】黒緑アンダケインループについて

※殿堂改訂により2021/7/1より使用不可
※2ブロック向け構築追記(こちらも殿堂改訂により使用不可)

皆さん、ループは好きですか?

はじめまして。カジュアルDMPのコドマリです。

本記事で紹介するのは、DMRP-13発売時に少し話題になった、黒緑アンダケインループです。

黒神龍ザルバやオチャッピィを使ったループが有名だと思うのですが、構築する中で別のカードに目がつき、従来よりループが最適化できたと思ったので、そちらの構築を紹介しようと思います。
興味のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。

(※本記事では、カード画像をDM公式サイトから引用、デッキリストをDeckMakerで作成しております。)

1.デッキ概要

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このデッキを全く知らない方に向けて軽く説明すると、不敵怪人アンダケインファッション・ナスオのシナジーを生かし、アンダケインの蘇生効果を使うことでLOループを決めるデッキです。

2.デッキリストと構築解説

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2020/7/20現在の構築

(↑画像タップでガチまとめに飛べます。詳細な効果の確認などにどうぞ)

○構築方針
今回は、最速先攻3ターンキルを狙った構築にしています。
最速ルートは
(1tガガガン)
2tステップル
3tファッションナスオ→ステップルを種にダースシスK→墓地からもう1体のダースシスK蘇生
ここで闇含む3マナがあり、墓地にアンダケインがあればループが始動できます。
この最短ルートはかなりの要求値が伴い、その後落ちるマナによってはループが止まってしまうので、基本的にキルターンは4.5ターンくらいになるかと思います。

○確定枠

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以上19枚を確定枠としています。
他21枚にループに到達するための補助枠や受けを入れていくことになります。改造する際は2色の色バランスに気を付けましょう。

ここからは、ループパーツ・除去枠・補助枠の各解説になります。

○ループパーツ

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今回フィニッシュに採用したパーツはこの4枚です。
ザルバやH.D.2.等、アンダケインループのフィニッシュは多くあるのですが、構築を考えていく中で、パーツの少なさとループ以外の役割を持ちやすい構成がこちらの組み合わせでした。

・曲芸メイド・リン・ララバイ
通称”緑のザルバ”。お互い強制1ブーストします。この子がぐるぐるします。

・獣王の手甲
ララバイで減る山札を回復します。

・百発人形マグナム
アンダケイン効果の蘇生に反応し、自壊させます。

・ファビュラ・スネイル
アンダケインのコストを1軽減します。この軽減によってサンナップが抜けました。

○除去枠

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このデッキもコンボデッキの例に漏れず理不尽な速度のビートに弱いです。
そこで、S・トリガーの枠は
・ゴルチョップ・トラップ
・スーパー・デーモン・ハンド
・デビル・ハンド

の3枠、全体除去と墓地肥やしができる確定除去を採用してます。
赤単などのウィニービートにはゴルチョップトラップ、赤白バイクなどの大型速攻にはハンド呪文を当てられると、テンポを崩しつつこちらの動きにつなげられます。

また、全体除去がゴルチョップ・トラップである理由が、このデッキで最大の敵となる、以下のような低コスト・高パワーのメタカード達です。

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九番目の旧王では足りないパワーラインのため、ゴルチョップ・トラップである必要がありました。また、ループパーツでもあるため、唱えた後墓地に行くことで、事実上墓地肥やしにもなり、必要な手数を1つ減らすことになります。

そしてこちら、

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絶望と反魂と滅殺の決断です。墓地肥やしの過程で墓地に落ちれば、いつでも最大2×4000火力除去、ハンデスを打てます。墓地にあるだけで相手に択を迫ることにもなりますしね。
蘇生効果は基本使いませんが、暗黒鎧ヘルミッションの使いまわしが主な役割です。ヘルミッション→マグナムの順で蘇生し、ヘルミッションを自壊させることで、マグナムを立てながらアンタップ獣の除去ができます。

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暗黒鎧ヘルミッションについてですが、前述の使い方に加えて、シールド・セイバー能力によるキリフダッシュ対策と、ダースシスKの元にすることでメタクリーチャーを破壊しながらダースシスKを設置することができます。また、「離れた時」効果なので、フシギバースの種にした時も効果が発動する点が強いです。

○補助枠

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・成長目ギョウ
シールド・セイバー能力によるキリフダッシュ対策をもつ、盾落ちケア役です。ループ中に出るとアンタップマナが増えるので、潤滑剤にもなります。
他除去枠等の入れ替えによって闇文明が少なくなる場合は、「ガルデス・ドラグーン」や「最愛の堕天 タキシード」等に変更し闇を確保しましょう。
・ダンディ・ナスオ
サーチ枠です。パーツをマナに置きながら、すでに置いてあるパーツを墓地に置き、起きマナを増やすこともできます。さすが殿堂といったところ。
・樹占の風
FBで蘇生することで、マナの総数を減らさずにシスKやF・ナスオ、除去呪文を回収できます。

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・ガガガン・ジョーカーズ
緑単ループだとトレジャー・マップになっている枠です。ステップル、ファッション・ナスオ、ダースシスKなど、手から打って強いクリーチャーをサーチします。序盤に打てるとボトムケアにもなるので優秀です。

最後に、このデッキの要といっても過言ではないカード、

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・暗黒鎧ダースシスK
山札・手札からの墓地肥やし、破壊時効果の誘発、同名リアニによるF・ナスオの暴発、フシギバース元、このカードだけで何役こなすのかわかりません。F・ナスオ効果を先に解決し、マナからシスKを墓地に落としてから同名リアニを解決すれば、横並びする数を増やすなんてこともできます。
このカードがこのデッキのすべての引き金ともいえるので、優先して手札に加えましょう。

【追記(2020/11/22)】
現在の環境に対する構築について、質問をいただきましたので、採用候補カードを追記しておこうと思います。

○メタ系フィールド対策
ドラリンパックで登場した「DG-パルテノン~龍の降臨する地~」、「希望のジョー星」ですが、ループデッキであり、F・ナスオは文明依存の能力であることから、露骨に刺さるため対策が必要です。
しかし、自然・闇にはカード指定除去が少なく、このデッキはマナが伸びるデッキではないため、特に複数の「DG-パルテノン」が張られた場合、詰みとなるでしょう。

ただし、ジョー星に関してはD2フィールドということもあり、一度に1枚しか展開しないためいくらか対処が可能です。

・D2フィールド各種

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「希望のジョー星」に対し張り替えで対処します。
ジョー星の能力で全カード無色になっているため、手打ちで張り替える場合、自然・闇でなくても使用できます。
現状受け札としても利用できる上記2種が採用候補ですが、手打ちを考えると1コストの「メリーボーイラウンド」も候補といえます。

・有毒類罠顎目 ドクゲーター

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自然文明の数少ないカード指定除去のひとつです。コスト5でありアンダケインで踏み倒すことができないため、マナから樹占の風等で必要な時に回収→手打ちすることになりますが、1枚除去するために多くのマナを消費しそのままコンボ指導とはいかないこと、パルテノンは複数張れることから、構築面から採用はあまりお勧めできません。


○その他採用候補
・腐敗勇騎ドルマークス

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こちらはオススメです!!
アンダケインとのコンボから殿堂入りしたカードです。
多色のため、ノイズではあるのですが、F・ナスオがなくてもアンダケインさえあれば相手の盤面処理とランデスをできる点がかなり大きいです。
更にF・ナスオが盤面にあれば、アンダケイン・ドルマークス2体分F・ナスオ効果が発動し、盤面処理+ランデス+山札掘りを半永久的に行えます。さらにファビュラで軽減していれば起きマナが増えていきます。
また、アンダケイン+ドルマークスコンボは、ジョー星下でも発動できるため、
 全ランデス盤面破壊からダークネス連発での全ハンデス
 ↓
 墓地からダークネスを打ち山札をダークネスのみに
 ↕
 引いたダークネスを使用、墓地から使用で山へ戻す
とすることで、対処できないデッキはそのまま勝つことができます。

・闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ

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こちらは墓地利用系デッキの対策と、ループパーツ探索中の山札切れ回避としての用途です。キルターンがそこまで遅いデッキでもないため、身の回りに墓地利用がいなければ不採用で構わないと思います。

・陰陽の舞

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タダで用意できるフシギバースの種+マナからのループパーツ落とし。
フシギバースの種にすることで再度マナに戻る点が強いです。
自然のループパーツはアンダケインで闇クリーチャーを出し、F・ナスオ効果を2回発動させることで、墓地に落とすことができますが、闇マナの数や山札の枚数が怪しくなった時、このカードでアンダケインを使わずパーツを墓地に落としましょう。
また、樹占の風をフシギバースすることで、マナのダースシスKを使いまわすことでF・ナスオの効果発動や手札のパーツ落としにも使えます。

3.ループ解説

フィニッシュループ解説

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○初期盤面
バトルゾーン:
 ファッション、アンダケインA、マグナム、ファビュラ
 各1体ずつ
墓地:
 ララバイ、獣王、アンダケインB
 各1体ずつ
マナゾーン:
 アンタップ闇マナ 1枚以上
山札:
 トップ2枚のうち闇1枚以上で合計3枚以上

○ループ解説
ここで解説上、省略できる項目を前提条件として記載します。
《前提条件》
1.アンダケインはアンダケインをフシギバースの種とし、コストは(8-6-ファビュラ軽減)=闇1コストである。
2.マグナム効果ではその時の蘇生獣を自壊させる。
3.ファッション効果ではFBの種になったアンダケインを墓地に置く。
前提条件は以上です。それではループ解説です。

①1マナ、アンダケインフシギバース。
 効果でララバイ蘇生→効果発動→自壊
 ファッション効果発動
②1マナ、アンダケインフシギバース。
 効果で獣王蘇生→効果発動、トップが闇になるよう2枚山札回復→自壊
 ファッション効果発動
③②と同じ手順でもう1回
⇒初期盤面
これで、相手マナのみが増え続けるので、LOループ証明完了です。

次に、盤面の準備に使える動きです。

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図のように、
マグナム、ファッション、アンダケインを場と墓地に1枚ずつ、闇含む2マナ
の盤面ができれば、闇のクリーチャ―またはダンディ・ナスオを蘇生→自壊すると、ファッション効果が2回発動するので、タップマナとアンダケインを墓地に送ることで、半永久的に山を掘ることができます。
また、この盤面に追加でファッションを1体置くと起きマナが1枚増えるので色事故の確率を下げることができます。ただし、掘る山も1枚増えるので、盤面が揃う前に山札切れにならないように注意しましょう。

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そして、図のように軽減を用意すれば、自然獣も半永久的に回すことが可能になります。例えば、獣王を回せばフィニッシュループ②の要領で山札回復ループが可能です。フィニッシュループ直前にトップを操作したり、山札に闇のカードを戻すことで色事故を防ぎながら再び盤面の形成に戻ることができます。

4.2021年度2ブロック構築向けリスト

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こちら、2021年度2ブロック向けに調整していたリストです。殿堂改訂のため供養という形になりますが、追記しておきたいと思います。
殿堂改訂により使用不可ですので、細かいプレイング等は省略しますが、こんなアイデアがあったんだな、程度で見ていただければと思います。

王来篇第1弾そして魂の章によって優良墓地肥やし、メタ除去MF、フィニッシュ札が新録・再録されたことで、2ブロックでもソリティアにより勝利できるプールが整いました。

簡単に言いかえると、虚∞龍で墓地肥やし、モモスターでメタ除去+コートニー、ジョリーjoeでフィニッシュできるようになったということですね。

デッキの回し方としての大筋は通常レギュ版と変わらず、ファッションナスオが盤面にいる状態でアンダケイン2体をグルグルすれば墓地が肥え、任意4コス以下のクリーチャーを出していけます。

しかし問題は、マグナムがいない分蘇生獣の使いまわしができないこと。

そこで、ファッションナスオが2体いる状態でアンダケイン+闇4コス以下蘇生と行うと、3タップマナ(バース2コス+バース元アンダ)に対しファッション効果4回解決となるため、アンタップマナが1マナずつ増えていくことに気づき、高コストEXウィン札であるジョリーも素出し可能であると考えました。

アンダケインの蘇生先を自壊可能な解体ジェニー、ファッション効果で墓地が余分に1枚増えてしまう部分は止めすぎで墓地リセットすることで、山札の限りマナを増やし続けることができます。
あとは、アンダケインでバングリッドまたは樹占でジョリーをバトルゾーンに着地させれば、EXウィンという訳です。

相手盤面にクリーチャーがいる場合は、アンタップマナを残しておくことで、ジョリーを出し両盤面全処理した後、ジョリーをもとにバースアンダケインから盤面再形成することができます。ここがかなり細かいプレイになりますが、今回は省略。

5.終わりに

ここまで読んでくださりありがとうございました!
結構”戦える”デッキに仕上げたつもりなので、皆さんもお暇があれば組んで回してみてくださいね。

それではまたどこかで!

コドマリ

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