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書評

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読んだ本をレビューします。 ★1:途中で読まなくなった(カネの無駄遣い) ★2:惰性で読むことはできる(つまらない) ★3:可もなく不可もなく(普通) ★4:新しい知識を得られ行…
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#内容紹介

【書評】固定観念というメガネを外すには『THINK AGAIN』

認知バイアス(先入観・固定観念・思い込み)は誰もが持っている。 それは当然のことで「個人個人の世界観」でもあるからだ。1つの事象に対してどう感じ、何を思うかは誰もが違う。誰しも自分だけのレンズで世界を覗いているが、年齢とともにバイアスは強度を増していく。近視眼的になり、やがては盲目になってしまうこともある。 他人の意見を聞かず、頑固で絶対に自分の意見を曲げない老人を思い浮かべてみるといい。自分が盲目であることにすら気付いていない。まさに「盲目であることに盲目」な人もいる。

【書評】生物はなぜ死ぬのか

「なぜ生まれてきたのか」 「なんのために生きているのか」 その質問の答えはないし、考えるのも時間の無駄というのが私見だ。だけど、「なぜ死ぬのか」の答えの一端が書いてある本に出会った。その本の内容とレビューを書いていきたい。 内容紹介生物の定義の1つは、自己複製できるかどうか。つまり子孫を作れるかどうか。 生命が地球に誕生する確率を表す例えは、「25メートルプールにバラバラに分解した腕時計の部品を沈め、ぐるぐるとかき混ぜていたら自然に腕時計が完成し、しかも動き出す確率に等