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歯科業界のブーム・・・それは予防!
予防と聞いてみなさんが思い浮かべることは何でしょう?
こんにちはけーしーです。
歯医者で予防といえば、それこそ虫歯予防に決まっていますよね。
皆さんの多くは虫歯になりたくないから歯医者に行くんです。
でも実際この業界で言うところ予防とは、単純に虫歯を予防することだけではないです。
では今日は、以下の項目についてちょっとお話していきます。
・予防とは
予防とは、おそらく一般の方からしたら、最初に書いたように虫歯にならないことと認識するはずです。
歯医者に行ったら、普通は虫歯予防のためにしっかり歯を磨きましょう、フロスをしっかり使いましょう。
と言われるはず。
実際食べ物の残りやプラークが残っている状態を放置することは良くないです。
もちろん最近は虫歯予防だけでなく、歯周病予防も言われています。
『歯周病を予防するために、定期的にメンテナンスに来てくださいね〜』
よく言われると思います。
けれども、普段僕らは、患者が何故来たのか、何が原因で来たのかを必ず考えます。
ほとんどの患者の口腔内の原因が、以下の4つに分けられます。
・カリエス(虫歯)
・ペリオ(歯周病)
・咬合・力(噛み合わせ)
・医原性(被せ物や詰め物の不適合や段差)
これらにならない事が、僕の目指す予防です。
虫歯になりやすい原因があれば、食生活からチェックするし
歯周病の進行度が強い場合は、その原因やリスクを探るし
噛み合わせが悪かったり咬合力が強い場合は、その対応をするし
悪い被せ物があれば、全体として改めて被せ物を改善する。
その結果、患者がまた上記の4項目で治療することが内容にする事
それが予防です。
ブームは予防、これは間違いないです。
ただし、それが単純に、虫歯予防をしよう!歯周病の進行予防をしよう!
と謳っている医院があれば、それは本質をわかっていないんじゃないかな。
臨床経験5年の歯科医師です。研修医や若手歯科医師に向けて、何か伝えられることは無いかと日々自分を省みながら発信していきます。