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rakugo1000 (102) : 林家彦いち「舞番号」

概要
寄席が終わって、後輩しめじと飲んでいるどんぐり。この頃の落語界は「マイナンバー」で色々な情報が紐付ける社会に逆らうことができなくなっていて、とうとう噺家も芸名でなく、マイナンバーの数字で呼ばれるようになってきた。
そんな社会に牙をむくどんぐりは、「オレはそういうので管理される仕事はいらない!一門の小さな会と寄席にだけ出れればいいから」と息巻いて、後輩しめじがとめるのも構わず、スマホサイトから自分のマイナンバーを削除する手続きをしてしまう。
すっきりして機嫌がよかったどんぐりだが、たちどころにクレジットカードも交通系ICも使えなくなり、家の電気もつかない始末。「わぁ!このこと自体明日の寄席でネタにしたらいいや」と笑っていたものの、どうやら、世間には「どんぐり死去」の一報が行ったようで。。。

今日聴いた噺
19/10/22 鈴本演芸場十月下席夜の部
入船亭扇辰 目黒のさんま
柳家小ゑん ほっとけない娘
アサダ二世
古今亭菊太楼 粗忽の釘
ホームラン
林家彦いち 舞番号

プチメモ
間に合わないと思ってたのに、扇辰さんに間に合ってラッキー。「目黒のさんま」拝聴。扇辰さんのお殿様、駄々っ子みたくてちょっと可愛いのです。
小ゑんさんは、ご無沙汰だった「ほっとけない娘」。こういうマニアックな噺をしだすと本当に小ゑんさんはどれだけの分野に精通してるんだろうとびっくりする。仏像にも詳しいのね…。
トリ、彦いちさん、2日目は「舞番号」。寄席でトリのときはこういうレアめなネタが聴けて本当に楽しい。


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