第6回関西Beyond the Community開催レポート
2019年4月10 日に開催した第5回目の会も大盛況となりました。「コワーキングスペースってどうなっていくのが理想か&その上でのどんな連携がありえるか」についてグラフィックファシリテーションを用いてたくさんのアイデアが話し合われました。参加者は23名でした。第6回目は堺筋本町駅直結のTheDECKさんで開催となりました!TheDECKさんはモノづくりができるファブスペースがあり、また国際色豊かなコワーキングスペースで有名です。
本イベントは、公的機関や大学のご関係者様、関西を拠点にしたコワーキングスペース等を運営されているオーナー様・ご担当者様が一堂に集まり、情報交換をし、課題を共に考え、発信し、新しいアイデアで起業家(利用者)を支えるコンテンツを創出することを目的に開催しています。
Beyond the Community・・・いったん自らのコミュニティや企業概念をブレイクスルーして再構築・新結合という意味を含みながら「コミュニティの垣根を越えて」というメッセージが込められたコミュニティ名
(1)有機的なコミュニケーション (2)治外法権的フィジビリ (3)セミクローズドな関係
をコンセプトに、それぞれ違う機関・企業で同じ立場に置かれている同士がセッションを通して、新しいプロジェクトや連携のあり方を模索し、価値を生み出していく場所にする
■本コミュニティイベント概要
①各機関・各社それぞれの情報共有・課題提起→課題解決
②ここでつながってプロジェクト化
③起業を志す人や、スモールビジネスを支援する連携を作る
施設利用者の役に立ち、利用者を増やす(パイを取り合うのではなくパイを広げる活動を行う)
■第6回イベント詳細
・日時→2019年7月3日(水)19:00~21:00
・会場→The DECK(住所:大阪市中央区南本町2-1-1 1F)
・テーマ→「なぜコワーキングスペースは必要なのか」
どういう期待をされているのか・どういう認識をされているのかを確認する
・アンケート結果発表、記念撮影、大交流会、コワーキングサミット実行委員会募集
イベント共催TheDECKさんの施設紹介
ご紹介いただいたのはThe DECKの代表 森澤友和氏。国際的に活躍され、先日のG20のサミットでも英語でプレゼンをされるなど、多岐に渡る活躍をされています。”Make it Happen"のスローガンを掲げ、再始動されたTheDECKの目指すところについて、具体的な取り組みを含めお話いただきました。TheDECKは、デスクワークやミーティング、会議室はもちろん、2階にはレンタルオフィスも併設。1階のコワーキングスペースでは3Dプリンタやレーザーカッターなどファブ機器を使ったプロトタイプ製作などができます。ハッカソンや勉強会アートイベント、たこ焼きナイトといった個性的な交流会など、イベントも盛ん。誰もが気軽に「やってみたいことができる」そんなコワーキングスペースです。
スポンサーをしている協賛企業の従業員さんも普段オフィスとして使われているので、企業との交流が生まれやすい環境が整っていることも魅力のひとつ。今後はますます、企業と利用者との相互マッチングや、協業機会の提供をされるとのことです。
TheDECKユーザー松川さんから世界のコワーキングスペース事情など紹介
TheDECKユーザーでもあるワンダーラストの松川哲也氏は、海外のコワーキングスペースやコミュニティ事情にも精通しておられ、インドで開催された世界コワーキングアンカンファレンスにも参加されました。海外事情の共有や、ずっと研究を続けてこられたコミュニティの分類など、学問的にまとめられた考えも共有いただくことができました。
一般市民369人に聞いた!アンケート結果発表
↑PDFをクリックするとアンケート結果データが見れます
アンケート回収途中では「コワーキングスペースを利用したことがない」人と「ある」人の割合が半分ずつだったのですが、後半にかけて、各コワーキングスペースオーナーや担当者の皆様が自社オフィスの利用者さんにも声をかけてくださったことで、「ある」のご回答率がぐんとあがったものの、詳細を見ていけばまだまだ利用目的が「作業場として」というものが目立ち、コワーキングスペースならではの「協業や連携」「出会いや繋がり」「人脈形成」などの関連する目的は少ないように見受けられました。また、「ある」と回答した方の中には「事業主」の割合が高かったものの、「ない」と答えたかたの多くは「会社員」である実態が見えてきました。
ここから推測されることは、個人事業主やフリーランスの方の多くはどこかのシェアオフィスやコワーキングスペースに所属されている率が高いが、会社員の多くはまだコワーキングスペースの存在を聞いたことが無い層や、知っているが活用したことが無い層が多くあるということです。今後は企業で働く人も個人で働く人も垣根を越えて、同じ空間でお仕事をし、作業仲間から協業連携できる仲間になるといいなと思います。その”場”づくり、地域のハブとしての機能の一端をコワーキングスペースやシェアオフェスが担うことができると考えています。
以下の画像はイベント参加者で5グループに分かれ、ブレーンストーミングをした後、アイデア出しをした結果をまとめたものです。一般市民の皆様の率直なご意見集を手元に、あれこれ工夫はできないか、我々がどう連携すれば利用者の皆様の利便性が上がり役立つのかを話し合いました。
参加施設紹介・参加者は31名でした
Human Hub Japan
Kiiiya honmashi
GVH OSAKA
コワーキング協同・カフーツ
株式会社アクトビ Actobi horie
GVH#5
リクリ-堂島
katanaオフィス淀屋橋
わくらくコワーキングスペース
JUSO Coworking
友安製作所
billageOSAKA
公益財団法人大阪産業局 TEQS
SHINCRU
コクリワーク
関西大学 KANDAI MeRise倶楽部
フリーランス協会
大阪産業創造館 立志庵
大阪産業創造館 創業支援チーム
ワンダーラスト
The DECK
OBPアカデミア
Busico.
投稿担当 関西Beyond the Communityメンバ- 向井布弥
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