夏至図2024年を読む

夏至図とは

夏至とは１年で一番日が長い日のことです。
西洋占星術では、太陽が蟹座に入る瞬間のホロスコープのことを夏至図と呼び、夏至から3ヶ月間の国や社会の雰囲気を読むことができます。

2024年の夏至図は、6月21日午前5時51分。
プラシーダスではこのようになっています。

夏至図2024年プラシーダス

あまり変わりませんが、コッホではこうです。

夏至図2024年コッホ

では早速、2024年の夏至図を読んでみましょう。

チャートルーラー

チャートルーラーとは、アセンダント星座の守護星であり、そのホロスコープの舵を切る役割を担う天体です。
2024年の夏至図ではアセンダント星座が蟹座なので、月がチャートルーラーとなります。
夏至図読みに使うマンデン占星術だと、月は、国民・大衆・世論を表す天体です。つまり、今後3ヶ月は国民に焦点が当たり、世論が国を動かす3ヶ月となりそうです。

月は、プラシーダスだと６ハウス、コッホだと５ハウスです。
そして、月には土星がスクエアで強い影響を与えています。土星は試練や困難を表します。国民に、試練が与えられそうです。
６ハウスは、日常生活です。この試練により、生活が苦しくなり、国民の関心が日常生活に向くようです。
５ハウスは、娯楽です。試練が与えられることにより、国民の関心が楽しい方へと向くのかもしれません。
夏至図から3ヶ月の間には、オリンピックがあります。楽しいこと・娯楽というのは、オリンピックを指すとも考えられます。国民が、オリンピックへと現実逃避させられるということかもしれません。

政府の動向

政府を表す太陽は、12ハウスにあります。
12ハウスには、太陽以外にも水星と金星があります。水星は経済、金星は外交を表す天体です。
12ハウスは、秘密のハウスです。国民から隠れて、政治や経済・外交が進むと読めます。

抗えない他国の影響

外交や他国を表す７ハウスには、冥王星があります。冥王星は、圧倒的な権力です。その冥王星が７ハウスにあるので、日本にとって抗えない強い力を持った他国との関わりが生まれそうです。

その冥王星と海王星がセクスタイルで繋がっており、海王星は太陽とスクエアで繋がっています。
セクスタイルは扱いやすいソフトアスペクト、スクエアは扱いづらいハードアスペクトです。
海王星は、集団幻想や扇動です。もっと言うと、正当な思想のある宗教ではなく、妄想的な思想を持つカルト宗教と読めるかもしれません。
そう読むと、抗えない他国がカルト宗教を使って、政府に働きかける…とも読めますね。

まとめ

政府は秘密裏に動き、抗えない他国は良からぬ手段で政府に圧力をかけそうです。
国民は苦難を強いられながらも、日々の生活に追われ、娯楽へと目が逸らされる可能性が高いです。
しかし、この3ヶ月の主人公は私たち国民であり、国民が作る世論です。
きっちりと政府の動向を見て、声を上げていくことが大切ということでしょう。