せんこたつ闘病日記 エピソード・ゼロ

臼蓋形成不全の処置として、今回、骨切り術で手術を受けることに。年間でもそんなに多くの実例が無いということなので、同じような境遇の方への今後の参考になればと思っています。

もう少し詳しく説明すると、股関節の骨頭を覆う臼蓋が足りていない症状で、骨頭が外れた状態(脱臼)が常態化しています。昔は先天性股関節脱臼と呼ばれていて、私が中学生の頃に言われたのは、将来痛みが出たら、人工関節を入れましょう、でした。なので私としては、人工関節を入れる一択と思って過ごしていたのですが、その間にこの骨切り術というものが実現できていたようです。

40代になって痛みが出るようになり、今回整形外科を受診したところ、この「寛骨臼回転骨切り術」を教えていただきました。人工関節は使用に耐え得る年数もあるので、一度の手術で一生持たせるためには、なるべく高齢になるギリギリのところで手術をする方が良いようで、私も何となく60代でやるのかなぁと思っていました。一方、この骨切り術は、自分の骨を切って(骨折させて)回転して覆いの部分を作り出す方法です。うまくいけば自分の骨で一生過ごせるということでした。この場合は、逆に骨の状態が若い方が良く、高齢になってからではできない事もあるという説明でした。

私は、去年までは痛みはほとんどなく、まれに徹夜など過度な負担がかかる状態では少し痛みが出る程度でした。ところが40代になり少し体重も増えたせいか(普段あまり運動もしないので)、歩く時に都度痛みが出てくるようになり、そのせいで正常な左足のバランスも崩れていきそうな状態でした。先生に診てもらったところ、今の骨の状態であれば、まだ骨切り術が出来るということだったので、今回その手術を受ける決断をしました。

人によっては20代とか若いうちにする人もいたそうで、私も、以前から定期的に整形外科を受診していればもっと早く出会えたかもしれない、と少し後悔しています。とはいえ、なんとか間に合って骨切り術で手術をすることになりました。

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