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プロンプトって、どう書けば良いのでしょうか?

ChatGPTを始めとする生成AIにおいて、人間の言葉で指示をする、いわゆる「プロンプト」が重要になりますが、どう書けば良いのでしょうか?
私も最初はどう書いたら良いかわからず、ネットで調べたり書籍を購入したりしました。
今回は、プロンプトについてお話しします。


1.プロンプトとは何か?

従来、コンピューターに指示をするためには、厳密なルールに従ったコマンドを使用する必要がありました。
少しの間違いでもエラーとなり、受け付けられませんでした。

しかし、ChatGPTのような「生成AI」では、人間の言葉(自然言語)で指示できます。
たとえば「猫の絵を描いて」と依頼するだけで、応答します。
このように生成AIに対して入力する「指示や質問」を「プロンプト」と呼びます。

2.どう書けば良いかをChatGPTに聞いてみた

生成AIのプロンプトには厳密なルールがないものの、「どう書けば正しく伝わるか?」は気になるところです。
そこでChatGPTに直接、良いプロンプトの書き方を尋ねました。

提示されたのは、「書くべき内容」4点と、「操作上のポイント」2点です。

(1)【書くべき内容】

【書くべき内容】

①明確かつ具体的な質問をする

何を知りたいのか、具体的に記述してください。
質問が具体的であればあるほど、より正確で役立つ回答を得られます。

②目的を明確にする

最終的に何を達成したいのかを明確に提示してください。例えば、「文章の要約を作成してほしい」、「特定のデータセットでの統計分析の方法を知りたい」などです。

③背景情報を提供する

質問の背景にある情報や、既に試したこと、特定の制約条件などを共有してください。これにより、より適切な回答を提供することができます。

④分かりやすい言葉を使う

複雑な専門用語や略語を避け、分かりやすい言葉で質問することが重要です。
必要な場合は、専門用語の説明を加えてください。

(2)【操作上のポイント】

【操作上のポイント】

①分割して質問する

複数の質問がある場合は、それぞれを個別のプロンプトとして分けてください。
これにより、各質問に対する回答が明確になります。

②フィードバックを活用する

もし回答が期待に沿わなかった場合は、どの部分が不足していたか、またはどのように改善希望かを具体的にフィードバックしてください。
これにより、さらに適切な回答を得られる可能性が高まります。

3.プロンプトの書き方

私も最初は期待した回答が得られないこともありましたが、さまざまなプロンプト記載方法を試してみました。
たとえば「深津式プロンプト」や「ゴールシークプロンプト」などです。
また、プロンプトの実例を紹介するサイトや書籍も参考にしました。

日常的に私が使用しているプロンプトの形式も、基本的には上記のChatGPTが提示した項目に従っています。
私が使用しているプロンプトの形式は、次の様な形式です。

【私が使っているプロンプト】

ーあなたは[○○な○○]です。私が[目的を達成]するために[○○]を出力してください。
(例)あなたは優秀なインフルエンサーです。私の阪神タイガースについてのSNS投稿が多くの人に届くための、ハッシュタグを日本語で10個提案してください。

私個人の使用ではプロンプトエンジニアリングと呼ぶほど複雑な記載方法は不要で、上記のような形式で入力し、期待に沿わない回答の場合はフィードバックを何度か行っています。
「イラスト作成」など特殊な場合は、都度プロンプトの書き方を調整しています。

結論として、上記のような
「簡単なプロンプトから始め、期待に沿わない場合はフィードバックを重ねること」
これが私の経験から導き出したプロンプトの使用法です。

難しく考えず、気軽にChatGPTを使ってみましょう。

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