Startup Weekend 多摩(2022)に参加してきた

お友達からのお誘いがあり、比較的近場の八王子駅前で開催ということもあって、Startup Weekend 多摩(2022)に参加してきました。

Startup Weekend(スタートアップ・ウィークエンド)とは以下の様なコミュニティだそうです。

全世界で7,000回以上開催され、世界中で50万人以上が参加しているスタートアップ体験の名前であり、金曜日の夜から日曜日までの週末で仲間づくりをしながらプロトタイプを作り仮説検証を回し続けます。そして挑戦する人達が集い、支援するコミュニティ

https://swtama.doorkeeper.jp/

八王子開催、また興味のある先生のご協力があったとのことで、八王子にキャンパスのある東京工科大学の学生さんが参加者の半数程度を占めている雰囲気でした。

他にも社会人が混ざっている雰囲気で、20代、30代が多数という印象を受けました。
日程的には3日間ということになっていますが、1日目は18時開始で、ピッチ(ビジネスアイデアの発表)とネットワーキングが主
2日目に12時間(朝9時から夜9時まで)でビジネスアイデア固めと、MVPを使った仮説検証
3日目の午前はピッチのための準備、午後はピッチと表彰、その後はネットワーキングという日程です。
というわけで、実質ビジネスの組み立てや仮説検証に使える時間は12時間程度の様です。(多摩で開催のイベントがそうであったというだけで、他は違うのかもしれません。)

そんな状況ですので、1日目のピッチの時点で、スモールかつ検証の方法がわかりやすいビジネスの方が余裕をもってビジネスアイデアのことについて考え、検証に入ることができます。
(ちなみに最後のピッチにおいて重視されるポイントは「どれだけ仮説検証が行えたか」という点のような雰囲気でした。)
3日目のピッチで結果を出したいという方は、ある程度検証可能な仮説を持ち込んで1日目のチームビルディングに臨むのがいいかもしれません。
一方で、「守備範囲のが広いビジネスアイデアを持ち込む」というのも1つの方法ではあります。
この場合、必ずしもピッチまでに持ち込んだアイデアがしっかりとビジネスプランに仕上がらないリスクもありそうです。
実際、「アイデアはすごいし、社会的なインパクトすごいよなぁ」と思うアイデアはが出てきましたが、実質12時間程度の時間でできることは限られているので、よほどうまく時間を使わないと、抽象的すぎたり、ビジネスモデルまで辿り着かないという状況になっていたと思います。
社会的な問題に臨む事を否定はしませんが、「スタートアップ」という分野においては、そのビジネス自体も「スモールスタート」するための「仕分け」能力が必要になるのでは?と感じました。

いろいろ考えられた上で、準備されているイベントだとは思いますが、上記の様な背景を考えると、1日目のピッチにおいては、各人がピッチのアイデアの精度をあげられる様なワークを行なう。
あるいは、事前のオンラインでのワークを活用してビジネスアイデアの磨き上げを行う場を準備しておくといいのでは?と感じました。

さらに欲を言うのであれば、各グループに分かれてワークをしているとき、ファシリテータが必要なように思えました。何をやるかを説明する全体的なファシリテータはいたものの、各グループに入ってサポートするファシリテーターは居なかった様に思えます。
ビジネスで扱う課題が広い場合には、チームメンバーの考え方もバラバラで、考えている問題そのものに大きなブレがある様に思えました。
「チームメンバーの考え方が”微妙に”違う」、かつ「使える時間に限りがある」この様なイベントでは、各グループが活動するためのファシリテーターの存在が重要である様に思えました。

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