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トゥールスレン虐殺博物館、キリングフィールド

こんにちは!国際協力NGOのCBBでインターンをしている、大分大学の神野です!

先週末は、カンボジアに来て初めての週末でした。この週末ではトゥールスレン虐殺博物館と、キリングフィールドを訪れましたので、それについて書いてみようと思います。

現在、自分の行なっているインターンは土日の週末が休日になっているので、プノンペンまで行ってきました!
今回は初めてのプノンペンだったので、プノンペンに訪れたら必ずしも行った方が良いと言われている、トゥールスレン虐殺博物館と、キリングフィールドに行ってきました。

自分は元々なんの知識もなかったため、金曜日の夕方にカンボジアについて少し勉強して行ってきました。

【カンボジアの歴史】

この2カ所がどのような場所かと簡単に説明させてもらいます。
今から40数年前ポルボトという人がカンボジアの政権を握りました。
彼は原始共産制といわれる、人間は原始時代のように農作物を育ててさえいれば幸せになるという偏った考えのもと、それに反対するであろう知識人(学校の先生や、医者など)を次々と集めては虐殺しました。
その後その虐殺は手が綺麗な人は仕事をしていない、メガネをかけている人は知識人。などと虐殺の対象は広がり、約3年と8ヶ月の間で約300万人の人が虐殺されました。
その虐殺対象の人が拷問に遭っていた場所がトゥールスレン虐殺博物館で、実際に殺しが行われていた場所がキリングフィールドという訳です。

(キリングフィールド)

この2ヶ所に行ってすごく苦しかったことを今でもはっきりと覚えています。

私は今までに広島での原爆資料館や、ベトナムでの戦争証跡博物館など様々な痛々しい博物館に足を運びましたが、ここ、カンボジアでのトゥールスレンは、また一味違った酷さを感じました。

今までに行った博物館は戦っている相手がはっきりとしていましたが、ここでは、一般のカンボジア人が、何も知らされずにカンボジア人に連行され拷問、虐殺が行われていました。

そのため、拷問されている側は自分がなぜ拷問を受けているのかもわからないままということです。

キリングフィールドでは、虐殺が行われる直前まで助かるかもしれないという望みを持ったまま亡くなった人が多くいると知り、私の知っている言葉では表せないような気持ちになりました。

日本でも、戦時中は戦争を反対すると「非国民」という言葉で拷問を受けていたり、アメリカはベトナムに枯葉剤を撒いて何世代にも渡る後遺障害を引き起こすなど、どの国も様々な形で過ちを犯してきていると思います。

私たちが、今出来ることは、過去の失敗から学び、2度同じ過ちを犯さないということではないかと思います。

私がまだ知らないような過去の過ちも、たくさんこの世には存在しているのではないかと思います。

そういった過ちを1つでも多く知り、過ちを繰り返さないこと。過ちを知ったら、それを共有して、過ちを知る人を少しでも増やすことが、私たちのするべきことなのかもしれないと思いました。

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