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続「おっさんのコロナ体験記」

「おっさんのコロナ体験記」オミクロンは風邪?絶対に違います!と言う体験記事を配信しております。有料ですが渾身作ですのでぜひクリックをお願いします。
1月31日に退院し、1週間の自宅静養の後、職場に復帰出来ました。
その後2回ほどお世話になった女医先生の診察を受け、ほぼ炎症反応はなくなっている。1ヶ月後にこのままステロイドを続けるかどうか判断しましょうと言うことです。軽い気持ちで闘病を始めましたが、今日まで2ヶ月。本当に大変だったと言う気持ちです。

「おっさんのコロナ体験記」では、デイリーな記録に、気づきをAttentionという形でお伝えしてきました。今回はその続編です。その後、コロナ患者のおっさんが感じたことを気ままにお伝えいたします。

Attention10 その後の現場

私が退院してからの様子を医師に伺いました。
まず、隔離病棟は高齢者で埋まってしまっているそうです。近隣老人ホーム3施設でクラスターが発生し、20人近い老人がコロナ患者になっているとのことです。
隔離なんで、部屋から出ないでとお願いしても聞いてくれない。意味がわからない方も多いらしく、困り切っているとのことです。
今となっては、私のようなジジイのわがままの方がよっぽどマシだったとか。
オミクロンは若い人が罹り、重症化しないとか言われていましたが、今となってはこれまでと何も変わらないという印象だそうです。
罹患者に対する重症者の確率は減っているかもしれませんが、我々は医療統計をとる立場ではないので目の前にいる重症者を助けることしか眼中にありません。
とのこと。現場の医師や看護師は健気で一途です。少し感動。
加えて、軽症患者で咳が止まらないということで外来に来られる方が多く、試しにCTを撮ってみると、炎症痕だらけで驚くことが多いとのことです。
それも決して高齢者ではない。
そういう意味でもオミクロンはこれまでとは違うという印象、ということです。

Attention11 後遺症の恐怖

前回、一旦コロナに罹患すると、一生後遺症に悩まされるとお伝えしました。
医師に相談まえに、自分でも色々と調べてみました。
大した記事は見つかりませんが、列挙します。
✔️大した症状ではなかったのに、倦怠感、息切れ、味覚や嗅覚の障害、睡眠障害などに悩まされ、上司や同僚から「サボり」「仮病」の烙印を押され、長期休暇に
まで追い込まれたタクシー運転手。
✔️コロナウイルス取材担当のの33歳の女性記者。
途中にりんごジュースを飲んだが味がしない。ただ冷たい水を飲んでいるようだった。まさかと思い家にあったありとあらゆるものを口にした。お茶、牛乳ビール…すべて水を飲んでいるよう。キムチは砂をかんでいるようだった。これが味覚障害か―。感染を確信した。後遺症が悪化して筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)に移行し、寝たきりになるケースもあるとして休職中である。

私がネットで後遺症としての具体的記事を見つけたのはわずかでした。
上記でお示した事例も、決して重症でも基礎疾患のある方ではありません。
ピークアウトもしていない状態で先走りかもしれませんが、どういう症状のかたがどんな後遺症を発症するのか想像もつかないというのが実態です。
私の主治医も大した症状でもないのに、肺炎痕が散見されると言ってましたが、
とにかく細かい事でもいいから、変わったことがあったら教えてほしいという感じで、全くの手探り状態です。
コロナになったのだから、少々の倦怠感は仕方ない。肺がんや間質性肺炎やら命にかかわる後遺症が怖いけど、どうなん?とひつこく聞くと「そんなもん全くわかりません。だからデータ必死で収集している段階です。」と半ギレされながら渡してもらったのがWHOの見解を渡された。
「WHOは後遺症について、通常は感染の疑いが強まって、あるいは感染が確認されてから3カ月以内に発症し、少なくとも2カ月続くが、他の病気で説明できない症状を指すと説明している。症状は感染中に始まるか、急性期から回復した後初めて出てくる。」これしかないらしい。
なんのことかさっぱりわからん!俺はどうなんねん!
「治ってきてるから、それでよろしいやん!」
「はあー。」
まだまだこれからである。
後遺症がわかるまでに寿命が来るかも。

Attention12 保険の保険は人間

今回は入院・治療に関わる費用と、保険の問題についてお話します。私の場合、
PCRで陽性が確認されてから、①ホテル療養→②病院隔離→③病院一般病棟→
④自宅療養、とフルコースで治療しましたので、わかりやすいのではないかと思います。結論から言うと、PCR検査とその陽性に伴う様々な保健所での手配、及び上記の①ホテル療養→②病院隔離までが国費。
③病院一般病棟→④自宅療養が保険適用=自費となります。
「おっさんのコロナ体験記」をお読みいただけるとわかりますが、①ホテル療養=7日→②病院隔離=8日→③病院一般病棟5日→④自宅療養5日で、合計25日間でした。何年も前に医療保険に加入していており、1日◯◯千円がいただけるものと思っておりましたが、なんと保健所の指示日数全て付保可能と言うことです。すなわち、25日分全てが対象となると言うことで、年金生活者の私には大変助かるものとなりました。

今回初めて「保険」というものを意識いたしました。これまで健康であったということでしょうが、実は私は保険が大嫌いでした。
理由はいくつかあります。
まず「保険勧誘のおばさん」。今は企業もセキュリティを考えますのでなくなったと思いますが、私の若かりし頃は、お昼のチャイムがなるや否や「「保険勧誘のおばさん」が駆け寄ってきます。自分が目をつけた保険未加入の社員や気の弱そうな社員がターゲットです。「〇〇くんは私のお客さん」「今は保険に入らないのはわかったけど、彼女ができたら私が担当。わかってるやろうね。」恐ろしい。
これが大嫌いで、お昼前になったら逃げまくってました。
「ここまで必死になるんは儲かるからやろ!人の弱みにつけ込みやがって!」という感じで、40代最初まで未加入でした。
しかし、としを経るとともに、人との付き合いも徐々に広がり、とうとう20年程前の生保と損保の参入規制緩和の時くらいに初めて加入することとなりました。
損保やったらあの「おばちゃん軍団」は来ないだろうということです。

今回、この東京海上日動のご担当のOさんに大変お世話になり、入院保険金のご手配をお願いいたしました。そもそも付き合い優先でしたので、どんな保険に入っていたかも記憶に薄く、しかもそもそも信用していなかった保険マンですので、相当失礼な物言いもあったかと思います。私の言い分ですが「加入当時の説明が悪く、思っていた付保条件と違うという訴えでした。」
途中でコロナ感染したので、それどころではなくなりましたが、入院保険金の件だけでなく、当初契約まで極めてわかりやすく。誠実にご説明いただきました。
本音は「何年も前にちゃんと説明したやろ!あんたが聞いてなかっただけや!」と思っておられると思いますが、大病の病み上がりの私でしたので「お金の大切さが染み込んでいるはずの仕事なのに、苦情のお申し出があり反省の極みです。」
とまでのコメントをおっしゃいました。
人生の一番大きな買い物は「家」。実は2番目が生命保険です。
コロナで落ち込んでいる中で、気持ちよかったです。
でも、保険屋さんは今でも信用していません。保険屋さんの言うことに保険をかけたいほどです。でも保険屋さんに保険をかけるとしいたら、やっぱり保険屋さんの信頼できる人間を信じるしかありませんね。
サービス業で人を信じさせるには誠意しかありません。Oさん。

この記事は、KINDLEでは追加修正させていただきます。


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