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南博 白鍵と黒鍵の間に

久しぶりにDISK UNIONへ行き、書籍のコーナーを覗いていて購入。帯には、現在、ロードショーで公開されている映画の原作との事。 ジャズピアニストの南博氏の名前は聞いた事があるが著作を読んだことも無く、映画になっている事は知らなかった。文庫本のカバーに南氏が私と同じ1960年生まれで、80年代バブル世代の銀座青春クロニクルの説明があり、山下洋輔氏の世代では無く、同じ世代の人の著作なので購入して一機に読み終える。

私は残念ながら日本の80年代のバブルを甘受出来ていた仕事についていた訳では無いが、それでも銀座のクラブには接待で何回か同行させていただいた経験があり、懐かしく読めた箇所もあった。今まで山下洋輔氏の世代の人が描いた本を読んでいたので、同世代のジャズマンの人の80年代の銀座のクラブの話は面白かった。最近、40代の人から『バブル時代はどうでした』と聞かれる事が続いていたのも、こう言ったバブル時代への興味が増えてきているのかな?

クラシックをやっていてジャズに惹かれ、銀座のクラブでバークレーへ留学する為の費用を稼いでいた話もあると思うけど、このあたりの苦労話のエピソードはあんまり描かれていなかった。バークレーへ留学するための英語の勉強は少し書かれていたけど。 大江千里さんの本が出たり、最近ではYouTubeでジャズギターを教えている高免信喜さんの本が出たしていて、バークレー、NYでの音楽経験を語った本が今、出版業界でブームなのかな? 


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