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紫微斗数・昌貪作用

貪狼は陽木、坐命は活発、熱狂的、外交的、柔軟な精神
外部環境の変化に非常に敏感に反応する。
貪狼坐命吉旺者は事件に遭遇した時に直ぐに行動を起こし、事件の最初に解決法を見つける。命宮吉旺はより現実的で実効火のであるため
望むものを手に入れることが出来る。
一方で貪狼凶弱者は問題が発生するとすぐに行動を起こすが、命宮が凶弱な為、彼のやりたいことは非現実的又は実行不可能であることが多く
問題を解決できないだけではなく問題を悪化させることさえある。
貪狼が文昌文曲と会うと「昌貪」「曲貪」と呼ばれる。
貪狼坐命者は柔軟であり、文昌文曲は知性と明晰さを習得する機能があるため、それは人生を知的にし、心を良くする。
化忌が付かなければ頭が良く柔軟でアイデアが豊富です。
若し化忌が付き煞星を見れば
心が柔軟になり過ぎて思考がネガティブ、独善的、物事を段階的にやるのを嫌がり、すべてがルールに従ってプレイされない、この時上手くやればやるほど。間違ったプレイをしていく。
これが「昌貪」「曲貪」「離正位転倒」の由来です。
「昌貪」「曲貪」の忌煞交沖は「離正位転倒」だけでなく強い破壊力を発揮する。貪狼と文昌、文曲同宮時が察用最強で三合がその次、
 
廉貪が巳坐命、亥時生まれであれば文昌は亥、文曲は卯。
廉貪が命宮で文昌が対宮、昌貪作用有り。
卯宮の夫妻宮は天府文曲が同宮。
夫妻宮の吉凶を語る時、命宮を要と考えなくてはならないので、この時卯宮は曲貪作用と言える、遷移宮は亥で文昌独坐。遷移宮の吉凶は
命宮を要と考えて昌貪作用、この中で遷移宮の昌貪が最強。
次に命宮、次に夫妻宮である。
以前、廉貞坐命を「暴力的で怒っていて論争が好き」の時に述べたように廉貞化忌或いは忌煞が多く吉少、不会吉の時はせっかちで自己認識が強く、極端な考えとつまらない問題に頭を悩まし冷静になれない。
その結果、他人との論争につながり無秩序な行動を実行する可能性がある。深刻なケースでは訴訟の為刑務所に行かなければならない。
廉貞と貪狼は亥巳で同宮し双星殺破狼(変動)の組み合わせで四馬の地。吉星が多く煞星を見ないとせっかちで落ち着くことはできない。
廉貞坐命巳宮は非常にせっかちであった。この時昌曲が同宮すれば
「昌貪」或いは「曲貪」格となる。この宮位が忌煞交沖であれば廉貞のマイナス作用を強調するだけでなく、悪質で邪悪な行動をとるようになる。若し命宮が巳、亥宮に無くて大限に当たればその10年間は同じ理由になる。

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