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シタチノ番外公演Vol.4「夏DANE」の話

ただただ楽しかったよ!
ますますシタチノさんが大好きになったよ!
という圧の強い感想文です。
ちょっとだけ読みやすさに配慮した(チョットダケネ)


1、久しぶりにあった青木純平は、明らかにかぶれていた(作・演出 市川大貴)

全体を通して、「頭の中のぞいてましたか?」「監視カメラ付いてます?」というくらい「わかる!!!!!」ばかりだったわ…。
いっちーさんどこでこのオタクの習性情報仕入れてくるんや…。
「潤いたくて」→「タンピングランマー」→「青木かぶれ」と、青木純平3部作なわけなんだけど、3作とも「わかるぅぅぅ」がいっぱい詰まっているんだよな。

いちばん大好きなのは、おとめっちさんの「テレビに向かって話しかけました!」のところ!
いっちーさんがアンチヒーローに出てたときに、テレビに向かって「いっちーさん!?!?」と叫んだからね。
いっちーさん私のこと見てました?2話ですよ2話。
前半の出番のところはそれでいいのよ。問題は後半よ。
あまりにかっこよすぎて「ひぃ!」だったからね。
一時停止して巻き戻してもう一回見直したからね。
これ10回くらいやったからね。
なんなら今も元気ないとき見返しては「かっこいい〜🥺」をやってる。
横で見てた母に「そーおー?そんなにじゃない?」と言われたので、いかに市川大貴という人が素晴らしいかを15分くらい語っておきました。
悪い市川が見てみたかったんです。
10人くらい殺してるんじゃないかっていう悪い役が見てみたかったんです。
ありがとうTBS。
そんなことがあった後に「今日会えると思うとドキドキしちゃう」し、その話題になったら紗々さんみたいに大騒ぎしちゃう。
これ夏DANE初日の私だから。
だって大好きなんだもの。

きじぴっぴのリアクションもわかる〜!しかなくて、お店で隣の席になった人が推しの話してたら話しかけたくなっちゃうもの。
実際、お席が隣の人と推しが同じでこの前お友達になったもの。
夏DANEでも近くの席のファミリーと一緒にたくさんお話させてもらったもん。
きじぴっぴのストーカー気質はだいぶやばいと思うのだけれど、気持ちはわかる。
通知オンにしててすぐいいねしちゃうのもわかる。
最近Xのいいね欄が非表示になったので気兼ねなくいいねが押せるようになったので、圧かけていいね押してるもんね(「潤いたくて」より引用)

台本読んで気づいたのだけれど、台本はみんなで関ピッピにお礼言うところで終わるのね!
プリクラの流れ、あれ後から増えてるやん!
あのシーンとっても好き!
「このコーヒー代は自分持ちますんで」もめちゃわかる。
チケット代だしてあげるから見に来てほしい。
欲しい物販全部買ってあげたい。
推しのお財布におひねり突っ込みたい。
そういうことよ、強火とはそういうこと。うん。
稽古場代支払わせてほしい。頑張って働くので。

それにしてもゆういちくんお芝居うまくなったな〜と思ってニコニコしてしまったよ。
前半のピルピルは「まじ嫌い!」「このままだったら「潤いたくて」のときから全部作品嫌いになる!」「なんならゆういちくんも嫌いになる!」の勢いだったんです、すみません、それくらいよーーーく憎たらしくできてたの。
おとめっちさんもそりゃ「かぶれにかぶれてかぶれきってますね」って言うわ。
言葉も荒っぽくなるわ。
よく言ってくれたー!!ってなったもん。
撮影会のときに、「かぶれた青木純平」と「ピルピル」とで撮り分けてもらったんだけど、静止画で「ソレ」なの。
ゆういちくんこんなに表現うまかった?表情管理ここまでできる人なんや、役者や、能ある鷹、爪隠しすぎでしょ!ってなったもん。
泣き始めちゃうシーンからそれはもう「ピルピル」そのもので。
あぁ、よかった、元に戻った、このピルピルがやっぱり好き!になったもの。
ピルピルに戻ってこなかったら本気で青木純平嫌いになってたわ。
青木純平はゆういちくんをふたまわりくらい成長させてくれた役なんじゃないかなぁ。
いや、作品のシリーズが育つにつれ、成長していく青木純平を華麗に演じ切ってくれた、という方が自然かもしれないな。
「潤いたくて」のときの「青木です、青木純平です!」のピュアピュア感が懐かしく感じるもんな。
ゆういちくんかっこよかったなぁ。
「関ピッピには迷惑は絶対かけたくないけど」自慢したくなるのもわかる。
推しに迷惑は絶対かけたくない、あの界隈ファンが怖いとか絶対思われたくない、でも大好きなんだもん、みんなに知ってほしいんだもん、でも何が言っちゃダメなのかわからなくなるんだよ、わかるよぉぉぉぉぉ(号泣)
「遠くから見ているだけで精一杯」、でも会いたくて会いたくて会いに行ったらますます大好きになっちゃって、でも毎回話すの緊張して、帰ってきては「あんなこと言わなければよかったぁぁぁ」ってなるの、めっちゃわかるよぉぉぉぉぉ(さらに号泣)
好きという気持ちは時に人の心をかき乱してしまう危険性をはらんでいるんです。気をつけます。おかげさまで常にかき乱されっぱなしです。

「潤いたくて」もこのタイミングで見直してたのだけれど、見れば見るほど「わかる〜」しかないのよな。
「嫉妬させたくて〜」もわかる。
嫉妬とは違うけど、楽しそうにしていると自分がそこにいないのが悔しくなっちゃう。
「関ピッピのおかげで」というくだりもめちゃめちゃわかる。
私が本気で人生変えられた人だから。
エンタメがなかったら土日は引きこもってたからね。
副業なんか始めてないからね。
何度も繰り返し「潤いたくて」を見ているけど(紗々さんが荒ぶったところは見る度に紗々さん一回嫌いになるからカットで)、見るタイミングで「わかる〜」のポイントが変わるんだよな〜。

おとめっちさんが上手く場を繋ごうとしてくれているの、「潤いたくて」のときから変わってないな〜と思って安心したし、紗々さんが不貞腐れちゃったとき、おとめっちさんがおてて握ってあげてた優しさにキュンだったな。
紗々さんの不貞腐れ具合というか、感情が幼いというか、ジェットコースターというか、あの感じも「潤いたくて」のままだな〜と思ってニコニコした。
まっつんさんもまちょさんも、役の使い分けが上手いのよ。
特にまっつんさんは3作通して振り幅が大きすぎるのよ。
さすがすぎるのよ。

と!書き忘れるところだった!
いっちーさんのカフェ店員さん!出してくれてありがとう!
映像版の「潤いたくて」のときから気になってた「彼」!
キジピッピ!あなたキジピッピさんなのね!
っていうくだりも現場で多々起きるやつ〜!!
キジピッピのキャラクター本当大好き。
それをいっちーさんがやっているというのがまた大好き。
あのキャラクターを自分でやるつもりで本書いてるのよ。
いっちーさんが「キジピッピはこういう人」ってイメージがあって本があるわけじゃない。
キジピッピの狂い方本当に最高。
お友だちになりたい。キジピッピとならシタチノのお話8時間くらいできそう。
でもストーカーはダメ絶対。盗撮もダメ絶対。

ピルピルのトートバッグにシタチノさんのキーホルダーついてるの好きだった!
あとあのカフェ、環境配慮でグラスになりましたね!紙コップだったのに!映像版「潤いたくて」で紙コップの蓋あける話あったからよく覚えてる!

しょーもない話なんですけど、私「推し」という表現と「オタク」という表現が非常に苦手でして、ただし非常に便利で市民権を得た言葉なので使用させていただいております。「強火」もそうです。というか100%照れ隠しです。推しを目の前にして「大好きです」だなんて言えないやい!
「大好きな人」を「一生懸命」に「応援したい人」でお願いします!
「推し活」は「大好きな人に会いに行く」です!
それデートって言うんじゃないのっていうのは無しです!
彼氏いないから!プン!

ちなみに「潤いたくて」はここから見られます↓
https://www.youtube.com/watch?v=gPhpHuQRxFE

「タンピングランマー」はシタチノの公演を見にくるとDVD買えますたぶん。
どうしても見たくて耐えられなくなったら連絡ください。
貸し出し用あります。貸します。押し付けます。

2、フレンドライクウィン(作・演出 松浦康太)

ん〜〜〜〜〜マソ!!!マソさん最高!
「ハ〜〜〜ナッチュダネ〜〜〜!!!」の始まり方大好き!
「アブナイダトタノシナクナル」と「ボクガヒーロー!」の言い方が大好きだった〜!
立てかけた机はサーフボードだね、もうそれにしか見えなかったよ!
そこは海!砂浜!海の家!夏!!!

どうしてこうもマソはマソなんだろうねぇ。
それを見事に演じてしまういっちーさん何者なんですか。
立っているだけでマソ。そこにいるだけでマソ。
セリフキャラクターぶれることなく全部マソ。
よくこんなにぶれずにマソのセリフ言えるし書けるな。
まっつんさん天才か。知ってるわ天才だわ。
日本語がまだ上手じゃない外国人でもこんな話し方しないので、いかにもすぎるコッテコテの演出なんだけど、みんな大好きになっちゃうよね。
シルフィの胸とお尻のサイズもわざとらしすぎるし、ブライアンのヘアスタイルもそう。
ムキムキの筋肉ポーズからトランプ出さないでしょw
スピードしている最中のシルフィの合いの手が完璧すぎてw
店閉めてスピードやってて御手洗に怒られたときの目線そらしが可愛すぎてw
演劇というより、後半になるにつれてショートコントに近いw
もうほんっとうに笑わせてもらった!
最後3人揃って「テレテシマウゾ、ユッデダコノヨウニ!」は台本にはないセリフ!こことっても好き!
定期的に台本開いて音読したくなるお話!

マソさんって誰?という人のためにこちら↓
https://kan-geki.com/streaming/play/2347

コロナ禍真っ只中に作成された映像作品「点と面」のうち「面」に出てくるのがマソさん。
憎めない優しいキャラクターがかわいい。
観劇三昧さんで見られるので見てください。

3、蝉の声(作・演出 財前優一)

ゆういちくん、こんなにピュアピュアなお話書くんだ!というのがなによりも驚いたこと。
曲の思い出補正も込みだけど、まんまと泣かされてしまったよ。
ゆういちくん、いつも天邪鬼だから、どんなひねくれたお話書くんだろうと思ったら、めちゃめちゃピュアピュア感動ストーリーだったなぁ。
冒頭のあまりにわかりやすすぎる伏線も想像通りに綺麗に回収してくれてシンプルでとってもすち!
「先生に言っちゃうよー!」とか「ねぇ男子ー!」ってあったよな〜。
ただちょい気になったのは6年生ってもうちょっと大人かな。
まちょさんがちょい幼かったかも。
「先生に言っちゃうよー!」は6年生はなかったかなぁ。私の記憶がバグったかな。

この作品、特筆すべきはいっちーさんでしょう!
どうしちゃったのよビーダマちゃん!
クセありすぎ!でもとっても可愛かった!
ゆういちくんも鬼だよなぁ。
絶対に笑っちゃう演出つけておいて、「笑っちゃダメ!」って。
持ってる本がなぜに「都市伝説」だったんだろうw
「蝉の抜け殻ァ!?」が面白すぎたし(まっつんさん笑っちゃった回あったよね)、公園の去り際のビーダマちゃんの首からはける感じもえぐいってw
合唱歌い出しでちょっと首が前に出ちゃう感じリアリティありすぎなのよ!(これで初回公演は泣けるシーンなのに大爆笑の渦が起きたw)
いっちーさんを女装させている時点でもう面白すぎるのに、何やってくれてんのよ!
課題曲決めるとき自分からネタぶっ込んでおいて、まちょさん笑っちゃったし!
これだけ書いてるとショートコントにしか思えないんだけど、もう泣けて泣けて仕方ないのよ。
公園で蝉の抜け殻探すところあたりからラストにかけて、全部松浦康太に持っていかれるのよ。

まっつんさんの虎象が少年すぎて大好きだったな。
これ見てやっぱりまっつんさん演じ分け上手すぎる、職人だ、とますます大好きになっちゃったな。
「河川敷」のときのエキセントリックな少年のその後、なわけなんだけど(まっつんさんが河川敷のときに決めていた名前があったのを知らずに、ゆういちくんが虎象とつけてしまったのでダブルネームになっているそうだよ)、あの子が成長すると、という想像のその先にきちんといる虎象だったのよね。
シルクちゃんがヨーロッパに行ってしまうと知ったときの動揺は手に取るようにわかるし、次の日の朝、クラスのみんなに「今日から本気だからな〜!」と言いながらドギマギしちゃってるのも伝わってきた。
合唱コン当日に告白するところ、「す、す、すちーかもしれない!」しか言えないのが虎象らしくて可愛かったな。大好きだよ少年。
このときのまちょさん大好き。照れてるのが可愛すぎた。
「先生に聞いちゃうよー!」って、そんなこと言わんといてあげて!
この後のまっつんさんがやっぱりすごすぎて、歌いながらなんであんなに泣けるのよ。
タンピングランマーのときにも思ったけど、「泣け」と言われて泣けるのすごすぎるから。
しかも表情それだけでこちらの気持ちをぐわっとつかみにくるんだものずるい。
そんなに泣かれたらこちらも泣いちゃうじゃない。
役者だな松浦康太という人は。すち。
一緒になって泣いちゃうまちょさんも、とてもすち。
みんなして歌えなくなって、メロディが途切れ途切れになっちゃうのが、涙腺決壊ポイントでした…!

4、全体を振り返って

3作全部セリフが「夏だね」から始まるの、いかにも「演出です!」感がありまくりなんだけど憎めない。
むしろとても好き。
シタチノさんだから許せてしまうんだよな。
見え見えの演出はあまり好きではないのだけれど、なんだろう、オムニバス公演ならなんでもありだな。
ぶっ飛んでる方がいいな。
結局全部大好きになって帰ってくるんだよな。
シタチノさんの全力っぷりがあまりに楽しくて、短編なのに、夢中になれるお話が、そこにはあるのですよ。

本公演ではメンタルえぐらえるお話しか書いてくれないいっちーさん。
短編になると楽しいお話も書いてくれる。好き。
日常の観察力がすごい。共感しまくりでつらい。好き。

キラキラハッピーワールド全開なまっつんさん。
3人組がやっぱり好きですね。私も好き。
頭からっぽにして純粋に楽しめる。好き。

まだ2作しか見てないからな、これから楽しみだぜゆういちくん。
普段あんなに天邪鬼なのにな。
今回の作品の中ではものすごく素直だったぜ。好き。

脚本書ける人が3人もいる劇団さん。
作品にそれぞれの特徴がよく活かされていて、それぞれがとてもおもしろい。
それぞれの良いとこどりをして、ギュウっと詰め込んだのがオムニバス公演。
大好物しか詰まってないお弁当箱みたいだなって。
本当に大好きなので、ぜひまたやってほしいです。
シタチノ4人だけで作られていく世界が、純粋なシタチノ感があってとても好きなのです。
なによりあの空間がアットホームすぎて。
大事なことなので補足するけど、「身内感」「身内ノリ」は嫌なの。
「アットホーム」であってほしい。
私もうちょっと会場で黙っていたい。
私が悪いような気がしてきた。申し訳ない。
すまん、紗々さんの化身だと思ってくれ。
オムニバス公演が、イズモギャラリーではできなくなるくらいの規模感になったらいいな、ってずっと思ってる。
即売り切れてしまうような感じになったらいいなって思ってる。
いややめてくれ、これからも見させてくれ、チケットが手に入らないのは本当にやめてくれ!

5、今後のシタチノの予定

第1回財前優一企画「源泉掛け流し」オムニバス公演

9月7日(土)、8日(日)@イズモギャラリーhttps://twitter.com/zaizenyuu21/status/1809195563281453332

「輝々」にご出演の池田大輔さん、大橋頼さん、加藤ななみさんがご出演!
チケット発売は7月21日から先着順!
ちなみにこの日はゆういちくんのお誕生日です!
この皆さまがいかに素敵かというお話は、「輝々の話」を読んでください。
大ちゃんについては「タンピングランマーの話」も読んでください。

シタチノ第5回公演「長い夢」上映会

10月26日(土)@FromScratch中野https://twitter.com/shitachino/status/1812804481647862037

最近シタチノを知ってくれた人にこそ見てほしい。
なんでもいいから見にきてほしい。
お願いだから見てほしい。
これも超大作の感想文が書けるよ。私のTwitterに跡地があるよ。

シタチノ第8回公演「美しく見える沼」

2025年2月26日(水)〜3月2日(日)@下北沢OFF・OFFシアターhttps://twitter.com/shitachino/status/1785278121736098280

「タンピングランマー」がいいな、と思ってくれた人は、きっと好きになる。
ドロッドロの市川作品です、きっと。楽しみすぎる。
何回でも言う。シタチノが本多グループの舞台に立つときが来た。
それがなによりも嬉しい。本当に嬉しい。

おまけ シタチノさんへ

2ヶ月おきくらいに会える機会があって私はとても嬉しいです。
たぶん私が年末くらいにシタチノ成分が足りなくて干からびちゃうので、年明けに前夜祭的なイベントをやってください。
日程はお早めに告知お願いします!
10月の告知早くてめっちゃめちゃ助かりました!

それから、リレー小説のラジオドラマ第2章、実はずっと待ってるんですよ…?
今ならゆういちくんも加えて3人で交換日記できますよ…?
おもしろそうじゃない…?

うん、7,000文字超えたね、今回も書きすぎたね。
書きたいことまた思い出してるかもしれないけどそしたらそっと追記します!
ぐっない!夢にみんなが出てきますように!

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