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謎のうどん「96MC」を食らう

96MCってなんや

96MCとは西日本車体工業(通称:西工)が1996年に発売開始したバス車体だ。西工最後の一般路線車モデルであり、今もなお多くの事業社で見ることができる。

まあそんなことはどうでもいい(よくない)

先日TwitterでTLを眺めていると何やら不思議な投稿が

「明礬うどんで96MCを頂きました」

????????
一体どういう事だろうか…バスを食べる訳ではないだろうし…
気になってしまうのがオタクである。丁度別府に用事があったので行ってみることに。

いざ明礬うどんさんへ

降りるバス停間違えた

明礬うどんのある別府の明礬(みょうばん)温泉はその名の通りミョウバンの採取が盛んである。江戸時代に湯の花からミョウバンの製造に成功し、湯の花の製造技術は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

さて早速降りるバス停を間違えた。
仕方ないので歩いて明礬うどんまで


明礬うどんさん到着


店内の様子

お店の中には薪ストーブが設置されており大変温かい。テーブル席と座敷席がある。


観光地らしく英語でメニューが書かれている

メニュー表を見渡すがどこにも「96MC」の文字は見当たらない。。。
恐る恐る店員さんに聞いてみる。
 
「すみません、『96MC』ってありますか…?」
  
「はいありますよ~」


?!?!?!!!?!?

厨房が慌ただしくなる。トンカツを温める音がする。
 
「明日から本気を出す」と書かれたTシャツを着た店員さんが本気を出してうどんを茹でている。


「おまたせしました~96MCです~」

96MCを食らう

96MCとご対面

小さな茶碗に鶴見岳のように盛られた白米、由布岳のようなどっしりとしたカツカレーうどん。これは食らうしかない。

いただきます

啜る~~~~~~~~~~~~辛うま~~~~~~~~~~


うっひょ~~~~~~~~

カレーの染み込んだトンカツとツルツルうどん、めちゃくちゃ合う。
時間を忘れてどんどん啜っていく。次第に汗が出てきて、コップの水を飲み干す。至高である、これこそ食べる楽しさである。
時にカレーの染み込んだトンカツを、米の上に載せてかきこむ。美味い、肉の旨味とカレーの辛味が合わさり、私の食欲は6速まで加速する。


カレーが余ったので追加のご飯を注文

ごちそうさまでした

お値段は1250円。なかなかボリュームがあった。


この写真の中に現場猫がいます

会計の時に気がついたが亀の井バスの鉄製マークが飾られてあり、バスやトラックのミニカーが棚からこちらを覗いていた。おそらく店主さんがバス好きなのだろう。


ありがとうございました。また行きます。

この日はAPUで取材した後、帰路についた。

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