【矛盾？】ファーマフーズは「博士ルーペ」の利益を決算公告に書いていない
ファーマフーズの決算公告に、「博士ルーペ」の利益が記述されていなかった。
ファーマフーズは、「（ロートV5粒 アクトビジョンよりも）博士ルーペ単体購入による利益の方が大きい、という客観的事実がある」という文書を出している。
一方、ファーマフーズの四半期報告書には、「ロートV5粒 アクトビジョン」の売上が載っているのに、「博士ルーペ」の売上や利益が載っていない。
博士ルーペの利益が大きいなら、何らかの形でそれを表現するべきではないか、と感じた。それをメモしておく。
矛盾を感じたのは、主に下記2つの文書だ。
※注意１．
適格消費者団体えひめ消費者ネットは、博士ルーペの販売手法を「不意打ち性が高い」と表現しているが、当時は合法であった、と判断されている模様。
※注意２．
この販売手法は、2023年6月1日の特定商取引法改正で明示的に禁止された。
https://www.tsuhanshimbun.com/products/article_detail.php?product_id=6552
文書抜粋
適格消費者団体への回答書
ファーマフーズが示した「（ロートV5粒 アクトビジョンよりも）博士ルーペ単体購入による利益の方が大きい、という客観的事実がある」との文書は下記。
決算公告（2022年7月期 第３四半期 四半期報告書）
ファーマフーズが示した 2022年7月期 第３四半期 四半期報告書 は下記。
ロートV5粒アクトビジョン の売上は載っているが、博士ルーペの売上は載っていない。
時系列での説明
ファーマフーズ と えひめ消費者ネット との文書のやり取りを記述する。
2022年8月3日 えひめ消費者ネット → ファーマフーズ
適格消費者団体 特定非営利活動法人えひめ消費者ネット からファーマフーズに申入れ
趣旨
ファーマフーズの販売手法は電話勧誘販売である。広告に不備があるので修正してほしい。
2022年8月29日 ファーマフーズ → えひめ消費者ネット
ファーマフーズ から えひめ消費者ネット への回答
趣旨
今回の広告は、電話勧誘販売ではない。
株式会社薬事法ドットコム（東京都新宿区新宿4-3-17 FORCAST新宿SOUTH5階）からも、その旨の助言を受けている。
2022年10月26日 えひめ消費者ネット → ファーマフーズ
えひめ消費者ネット から ファーマフーズ への再申入れ
趣旨
それぞれの商品の値段は以下の通りである。
博士ルーペ：1995円
ロートV5粒 アクトビジョン：初回700円、2回目以降5160円
状況から言って、「博士ルーペ」の広告で本当に売りたかったのは「ロートV5粒 アクトビジョン」だったと言わざるを得ない。
今回の販売手法は不意打ち性が強い。
今回の販売手法は電話勧誘販売にあたる。
2022年11月22日 ファーマフーズ → えひめ消費者ネット
ファーマフーズ から えひめ消費者ネット への再回答
趣旨
今回の広告で購入者の比率は以下の通りである。
博士ルーペのみを買った人は 72.8%
ルーペとサプリを買った人は 27.1%
博士ルーペのみを買った人の方が多いので、今回の広告の主目的は、博士ルーペを売ることであった、と解釈することが妥当である。
博士ルーペ単体購入による利益の方が大きい、という客観的事実がある。
まとめ
博士ルーペの利益が大きいなら、それを決算公告や四半期報告書などで表現してほしい。
以上
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