見出し画像

エレベーター

エレベーターに乗る。普通だったら、まず行き先階を押すけど、それはしないでいてみる。そうするとただドアが閉まる。どこにも行き先がない鉄の箱にただいる。そういう状態になる。

イメージしてもわからないだろうが、行き先がどこなのかわからない空間に意味もなくいるというのは疲れる。そんな気分で2か月くらい居た。

人はそこまで強くないので、怒ったり、泣いたりする。その頻度が多い人と少ない人がいる。少ない方が良いとされているけど、実はそんなこともない。泣きたいときに泣いて、怒りたいときに怒ったほうが――それがハラスメントでなければ――良いわけで、社会の規範の方がおかしいと思う。

話がずれてしまった。

なにが言いたかったのかというのに戻すと、エレベーターに乗って行き先階を押さないという勇気がないと、現代社会では心がおかしくなってしまうということである。


パイポパイポパイポのシューリンガンのクーリンガンなのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?