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部下ジョー以外のこと

今日は少しだけ、部下ジョー以外のこと。

作家さんたちのこと。

私という読者から見る作家さんは、何を考えているかわからない、未知の世界の人というイメージ。

だから、いつも作品を読むと、作家さんの頭の中はいったいどうなっているのか、覗いてみたく、聞きたく、知りたくなる。

昨日読んでいたイアムさんの作品で、「人間観察クラブ」というのがあります。

あらすじから👇

『ある一通のメールから、一人の男の観察・報告をすることになった桃香。

 その方法は… 

 『被験者達にはもちろん了解を得ております』 

 本人の許可を得た盗撮だった。 

 桃香と大人のイケメン男性のパソコン画面を隔てた奇妙な関係。 

 その先に待っているのは……。』

その後、約1年間盗撮していたイケメン男性と、桃香は実際に出会う。

相手はもちろん、観察者が桃香だとは知らない。

初めは、画面の中で飼っているペットのような感覚だった桃香が、イケメン男性や周りの人たちとの関わりから、少しづつ、相手は血が通った生身の人間で、その人の心や気持ちがあるということを理解していくんですね。

作家さんに対しての感覚に似ている。と思った。

作品を通して見る作家さんは、きっと私と同じ人間なんだろうけれど実感がない。

実体がないから?

でも、実際は作家さんも1人の人間で、人としての普通の生活があって、きっと本当に普通の人なのだろう。

観察はできないけれど。

だから、何もしていいわけでもないし、言っていいわけでもない。

傷つくこともあるし、落ち込むこともある。

作品が思うように書けなければ悩むし落ち込むし、自分が作った作品や登場人物がひどい言われ方をされれば傷ついて、我が子を思うように悲しんだりされるのだろう。

作家さんたちが、自分の作品を大事にされるように、私も一つ一つの作品を大事にしたいなと思う。

たくさん読んで笑って泣いて、感想もたくさん書こう!!

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