父が亡くなった当日の出来事。
こんな不思議なことがあるんだなぁ、って今でも思います。
3年前の1月18日。
父の容態が悪く、いつ亡くなってもおかしくない。
早く帰ってきて。
そう母から電話で告げられた。
でも都内在住の私は、コロナの検査をして陰性でなければ会いには行けない。
1月19日。
職業柄、検査を受けやすくその日のうちに申し込みをして検査実施。
結果は書面で自宅に…ということだったけど、それでは間に合わないかも…と無理を言い、結果が出次第、電話でお知らせしてもらえることに。
大変なところ、本当に申し訳ないけれど、ありがたい。
1月20日
その日、何だか途中で起きてしまう。
まずはじめに目が覚めたのは午前1時30分。
なんでこんな時間に目が覚めたのかな?
次に目が覚めたのは、午前3時20分。
そして、スマホを見たら午前2時58分に母からの着信が。
直ぐに母に電話を入れたら、兄が電話に出て
「今ね、お父さんが亡くなったよ」
と伝えられた。
母からの着信を見た時点で覚悟はしていたからか、「分かった。でも、当番で朝は必ず仕事に出ないといけないから、こちらを出るのは早くて9時くらいになる」と冷静に伝えたのを覚えている。
そして、何もできないから寝るしかない。
と、布団に入る私。
でも、妙に頭がスッキリしていて眠れず。
「あ、葬儀屋さんと連絡取らなきゃなんだ…」と、改めて兄に連絡してみると、「今、病院の人に相談してたところなんだ」とのこと。
ちょうど前日に届いていた葬儀屋さんの案内状で、私が手続きをすすめることに。
実家に帰ると、父が亡くなったのが午前3時20分と教えてもらった。
午前3時20分
そう。
私がちょうど目覚めた時間。
お父さんが「逝くからね」と起こしてくれたんだと思う。
更には午後1時30分の時点でもし私が実家に帰っていたら、ちょうど父の最期を看取ることができたんだな、と。
父からのメッセージだったのかな、と思っている。
魂の片割れって、運命の人に使う言葉だったりするけど、これってきっと親子にも当てはまるんじゃないかな?と思った。
亡くなる直前、母が父に向かって「さいかちゃんが来るんだからね!それまで待ってなきゃだめだよ!!」と何度も言ってくれたらしい。
でもきっと、「あ、ごめん。無理だわ…」と、起こしに来てくれたのかなー?なんて。
そして、娘の私が言うのもあれだけど。
父は私のことが大好きだったようです。
「娘には甘い!」「さいかちゃんの言うことはきく。」「さいかちゃんには笑顔が多い」等々、母がいつも言っていたし、私自身も父の母や兄に対する態度と私に対する態度が全然違うことに気がついていた。
そんな大好きな娘(自分で言う)を待たずに逝ってしまったお父さん。本当に大変だったんだろうなーと思ったよ。
最後に会えなかったのは本当に悔しかったし、コロナ禍でなければもっと会いにも行けていたのにね。
2月16日は生きていればお父さんの77歳の誕生日でした。
きっと、今年もゴルフで使う何かをプレゼントしたんだろうなー。
お父さん、お誕生日おめでとう!!
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