お江戸めぐり⑤
出会ったのは何年前だか
夫の転勤で愛知に越した姉上が仲良くなった彼女
エピソードがあまりにおもしろすぎて
会いたい会いたいと言って紹介してもらったのが始まりだ
憧れ、という感情があまりないわたしにとって
珍しく憧れているひと
眺めて美しい
話すと吹き出す
ついつい周りにネタとして話してしまう存在である
あれから十数年
一緒に旅をするようになるなんて
大阪からやってきたFさんと合流したのは
お江戸の旅3日目のお昼過ぎ
中目黒のオサレなカフェでモーニングを食べた足で、両国のホテルで待ち合わせた
どすこい
東京のホテル相場の高さにびびったわたしは、早々にカプセルホテル泊を決めていた
お姫な彼女はもちろん、共有シャワーなんて無理なので、わたしのカプセルホテルの近くでホテルをとってくれたのだ
どすこい
生のFさんに会うのは、2年ぶりくらい
生じゃない彼女とは
わたしにしてはマメにやりとりしている間柄だ
なんだろう
気が合うって言ってしまっていいのか?
どれだけ本人と馴れ馴れしく話しても
我が事のように彼女を周りに自慢しても
憧れとはそんなもので
いつもどこかで
友達ぶってすんません←自慢げ
と思っている
両国駅の改札を抜けた先に
心許ない様子で佇む美人あり
駅前は全国ダンス甲子園的なイベントが催されており、いろんな髪色の若者がひしめいていた
場違い感にこころ踊る
どすこい
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