#18ゆかのエッチの悩みとキャンプ計画
今日から2学期。
でも、私は気分がちょっぴり落ち込んでいた。
学校が始まることだけじゃない。
『セックス』のことを知ってから気分が落ち着かなかったのだ。
エッチなことへの興味と赤ちゃんができるという事実に葛藤し、心が揺れていた。
「私、翔太くんとエッチし続けて赤ちゃんができちゃったらどうしよう……」
性教育の本には小学校の高学年くらいにはオトナの体になる……
そんなようなことが書かれていたと思う。
まだ2年生だから大丈夫だと思うけど……。
でもやっぱり少し怖い。
あんなに楽しいエッチだったのに、知らなきゃよかったな。
あんなに気持ちいい、しあわせエッチだったのに……。
ちょっと後悔。
やっぱり翔太くんとまたエッチしたい。
でも赤ちゃんができるのはやっぱり怖い……。
はぁ~。
私はエッチな妄想をしながらため息をつく。
ママに相談してみようかな……。
いや、やめよう。怒られるかもしれないし。
しばらく翔太くんとエッチするのやめようかな……。
でもやっぱり気持ち良くてやめたくないよ。
だって翔太くんのおちんちんカッコいいもん。
翔太くんのことを考えているとオマタがジンジンして弄りたくなるし……。
でも、いまは学校の授業中。
一人私だけ授業中に『オナニー』していたら先生がびっくりしちゃう。
エッチなことをするのは翔太くんと二人きりのときか、一人のときだけだよ。
ああ、でも、すぐにでもマッサージ機でオマタのコリをほぐしたいよ~。
私のオマタはじんわり湿っぽくなって濡れてきちゃう。
翔太くんにまたこのコリをほぐしてもらいたいよ~。
でも、そんなことばかりしていたら、
すぐ赤ちゃんができてしまうかもしれない。
はぁ~。
もう、本当にどうしたら良いんだろう。
そんなことを考えていたら、
あっという間に1日が終わってしまった。
あれ? 今日の学校の授業どんな事やったっけ。
私は、全然集中していなかった。
……せっかく始まった楽しい授業なのに。
本当にどうしちゃったんだろ、私。
小学校2年生くらいのときは学校の授業も楽しく感じるものだ。
なのに、私は上の空でぼんやりとエッチな考え事ばかり。
はぁ~、翔太くんと学校帰る気にもならないや。
そんなこと考えていたら、翔太くんが一緒に帰ろうと誘ってきた。
そしたら私の異変に気づいたみたい。
「どうしたの? ゆかちゃん。今日元気ないよ?」
「ごめん、ちょっと今日は一人で帰るよ。他の友だちと帰ってね」
翔太くんはびっくりしたような顔をして
「え、なんで? ゆかちゃん大丈夫? 僕、嫌われちゃったのかなぁ」
って言っていた。
ちょっぴり悪いことをしたかもしれない。
でも全然そんな余裕がなくて、私は一人で考え事をしながら帰ったのだった。
そして、この日を境に翔太くんとちょっと距離ができてしまった。
翔太くんも他の友だちと遊ぶことが多くなっていった。
「はぁ~、どうしたらいいんだろう……」
私はすっかり途方に暮れてしまっていたの。
そんなある日の夜。パパがね、
「このシルバーウィークに家族でキヌガワ温泉にキャンプでもしようと思ってな。今いろいろと準備をしているんだ。楽しみだろう? 温泉に入れるキャンプ場があるんだぞ」
そう言ってキャンプ道具をいじくっていたの。
シルバーウィークとは敬老の日と秋分の日などからなる秋の大型連休だ。
土・日とうまく重なればそれなりの連休になる。
私のパパはアウトドアが好きだった。
夏にもバーベキューをやったのを覚えている。
ビール蒸し焼きそばおいしかったな。
今度はキャンプに行くのか……。
翔太くんと一緒に行きたいな。
だから私はパパに聞いてみた。
「ねえ、翔太くんも誘っていい?」
「う~ん。お泊りになるから、翔太くんの両親が許してくれないと誘えないと思うぞ」
「じゃあ、翔太くんのパパとママがいいって言ったら、翔太くんと一緒にキャンプできるんだね? ヤッター! 明日誘ってみよう♪」
私はちょっぴりはしゃいでみる。
「お、おい……。う~む、もし本当に誘うなら、明日迷惑にならないように家からも頭を下げておくか。ご近所さんだしな……」
パパはちょっぴり困ったような顔したけど、私の喜ぶ姿には敵わないようだった。
さっそく次の日、私は学校で翔太くんを誘ってみた。
「ええ、いいの? 行きたい! でも最近のゆかちゃん元気ないじゃん。マジでどうしたんだよ?」
「う~ん。ちょっとエッチのことについて悩んでいて、もうエッチやめようかなって悩んでるの。翔太くんそれでも許してくれる?」
「ええ……。そんな。でも、ゆかちゃんがエッチ嫌なら仕方がないなぁ。おちんちんビクビクゆかちゃんの中でもうできないのかぁ……。でも、てっきり僕はゆかちゃんに嫌われたと思っていたから、また誘ってくれて嬉しかったよ。キャンプすっげー楽しみ!」
「それで翔太くんのパパとママを説得してね。キャンプは泊まりになるから寝袋とかも用意しないといけないよ?」
「わかった。パパとママに言ってみるよ」
そして、その晩。
翔太くんのパパとママは、話を聞いてすこしゴタゴタしているようだった。
だって、可愛い我が子が近所の女の子とキャンプに行くっていい出したから。先日のバーベキューとはまた少し勝手が違う。風間さんに迷惑をかけるかもしれないし、せっかくの風間さん家のキャンプなのに勝手にウチの息子が加わっていいものかどうか、判断しかねているようだった。
それで私のパパも私と一緒に翔太くんの家に行って、状況を説明しているみたい。
「うちの娘が、お宅の翔太くんと一緒にキャンプ行きたいって言っているもので、もしよければ、翔太くんをうちのキャンプに連れていくのを許してもらえませんか? お宅の息子さんは必ず、私どもが責任を持って監督しますので……。それに、迷惑なんてとんでもないですよ。こちらこそ楽しみにしているくらいですので。はい……」
「まあ、うちの子も行きたがっているみたいですし、ご丁寧に、挨拶にいらっしゃったということもありますし……。分かりました。うちの息子を宜しくお願いします。翔太に楽しい思い出を作ってやって下さい」
「やった~♪」
私たち子供は喜びの声を上げた。
シルバーウィークは翔太くんとキヌガワ温泉でキャンプ!
いえぇーい!! (*^o^*)
そんなわけで、次は楽しいキャンプ!
エッチは自分で封印するからちょっと寂しいけど。
でも、本当はやっぱりエッチしたいけど。
でも、絶対楽しいでしょ! キャンプ。
私がより長く生き延びるためにサポート下さい。