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病気は才能?❷

病気は才能?❶で
思いの外、時間とエネルギーを使ってしまい
一旦、区切りました。

今回は、16歳から19歳まで
脱ステに苦しんでいた、というところから。

突然、ステロイドをやめた私の肌は
一気に湿疹が噴き出しました。
瞼は腫れ、眉毛もほぼ抜け落ち
耳の後ろが切れて血まみれ。
特に首に出ていて、熱を持つので
いつもワセリンを塗ったあとアイスノンを
当てていました。

また下着が当たるところも
赤くただれていました。

花の女子高生、
本来お友達と、ワイワイ
可愛い下着やお洋服を選び
オシャレしたいお年頃なのに、
私は肌に優しいか?だけが
選ぶ基準でした。
普通のブラジャーもできないので
パッド付きのキャミソール、
洋服は肌に優しいだけでなく
湿疹から血が出てしまっても良いように
白以外。濃い色も肌がボロボロ
剥がれ落ちることを考え、人から嫌われないように避けていました。

無意識に掻いてしまうので
爪は白い部分が1ミリでも無いように
毎日のように短くきり、ヤスリをかけていました。

18歳の時、保育科のある短大を受験したいと
高校の先生に話したら
アトピーが酷くて欠席も多く、また
成績は問題ないが、その身体では難しい、と
はじめは反対されました。

でも、どうしても
私を元気にしてくれた
幼稚園の先生みたいに働きたい、
そう訴えて続けて、その情熱と
けっして覆らない頑固さに先生方も
折れてくれ、
推薦文をびっしり書いてくれた担任の先生
スキップや歌も音痴な私に無償で音楽、リズム指導をしてくれた音楽の先生
毎日、小論文の添削をしてくれた国語の先生のおかげさまで、私は何とか短大、保育科に
滑り込むことができました。

入試の時だけは
ステロイドを塗り臨みましたが
終わってから、また脱ステの日々。

保育科一年生の時には、また悪化の一途。
様々な療法を片っ端からためしてくれる両親、そして皮膚科という皮膚科に
通いましたが、良くなる兆しは見えませんでした。

そんな時、
ある本に出逢います⇩

(いまネットで見たら既に廃盤、値段も3千円以上とプレミアついてました、、)

アトピー患者にとって言われて一番辛くて
一番言われてしまう言葉

「掻いちゃダメ!!」

私も何度この言葉に傷ついてきたでしょう、、。
掻かなくて良いなら掻かないよ、、、
いつも心の中で叫んでいました。

そんな時、何かヒントは無いかと本屋さんで
情報を取ろうとした時、目の前な現れたのがこの本。
精神的にすごく救われて
私もきっと良くなれるんだ、と希望を見ました。

そこから一年
自力で実践して少し良くなったものの
抜け出せず、母とこの先生の
脱アトピー療法カウンセリングを受けることになります。19歳の夏のことでした。

皮膚と心理面を整える、というカウンセリング(今は、このカウンセリングは
もうされてません)で
何が何でも薬は使わないと思っていた私ですが
そのカウンセリングから1週間だけ
軟膏、ステロイド、飲み薬を使い
皮膚は綺麗な状態に。

それから20代は、サプリメントなどの助けもあり、ほぼアトピー症状は時々出るくらいになり
皮膚科にも年に1.2度行くくらいになっていました。

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