ある男

ある男について書こうと思う。

その男は怠惰だ

また悪だ

人を遊ぶのを楽しんでいる

結局人は行動力だ

そいつは恐れを知らない

だから強い

恐れを知らなければ愛だって金だって生み出せる

そういうことなんだと思う

童貞か童貞じゃないかで何か印象は変わるのかと聞かれればきっと彼は否と答えるだろう

それが言える余裕があるようになったんだろってことだとおもっている

眠いから寝る。腹が減ったから飯を食う。

それ以外の生きることに無意味な人間の行動の中でさえ

彼は意味を生む。

彼は意味のない行動なんかしない。

全ては心の中にある。

でもきっと自分が何をしたいのかわからなくなるだろう。

人が自分に溺れる姿を見ているのは

人間たらしの彼の話

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