中央公園 ♪ごもくやさん 生き物通信♪ 第5回(再)
こんにちは。ごもくやさん生き物撮影係の中田です。
生き物通信・第5回はごもくやさんの活動と、現在、保護活動に取り組んでいる野花たちをご紹介します。
なお、今回登場するギンラン、キンランは保護のため自生場所を公開していません。悪しからずご了承下さい。
中央公園で里山管理を行うボランティアグループのごもくやさんでは、この時期、月3回の除間伐作業を行っています。里山林は放置すると林床が藪と化し、伸び放題の常緑樹が森の中を真っ暗にします。定期的な手入れを行うことで、林床に光が届き、春になれば続々と花が咲く環境が維持できるのです。(マスクは撮影時に外しています。)
ごもくやさんが保護活動に取り組んでいる野花たちをご紹介。まずはギンランから。
真っ白な花を咲かせる里山の小さなランです。背丈は大きいものでも30センチもありません。
続いてキンラン。こちらはギンランより大ぶりで、黄色い花をいくつも咲かせます。里山が放置され環境が悪化したことで、キンランもギンランも今では大変希少な植物になってしまいました。
最後にササユリ。今年もササユリが続々と出ています。写真のように、今はもう小さなつぼみをつけ始めました。2010年に中央公園で咲いていたササユリはわずか35株。それから10年以上続く保護増殖活動によって、今では300株を超えるササユリが咲くようになりました。
(2022年5月6日公開)
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