中央公園 ♪ごもくやさん 生き物通信♪ 第28回(再)
こんにちは。ごもくやさん生き物撮影係の中田です。
夏の間休止していたごもくやさんの除間伐作業が再開しました。この秋の活動は、9月末の下準備を経て、10月5日のシラカシ伐採作業からスタートです。生き物通信第28回は、シラカシ伐採の作業風景と現場で出会った生き物たちをお届けします。
伐採対象のシラカシをコベソマイマイが登っていました。常緑のシラカシが大きく育つと、林の中には陽が射さなくなります。湿った環境はマイマイには快適ですが、すべてがそんな環境になってしまうと、それはそれで生息できる生き物の種類が減ってしまいます。林を手入れして、陽の当たる場所を確保します。
シラカシは大量のドングリを実らせていました。
作業の途中、朽木から出てきたカブトムシの幼虫たち。まるまる成長しています。
今回伐採したのは樹齢30~40年ほどのシラカシ2本です。
10メートルを超える高さの木を、専門家のNさんにチェーンソーで切り倒してもらい、枝葉を落とし、解体していきます。作業は2時間半ほどで完了しました。
伐採した2本の切り株です。年輪を数えると、30数年は生きた木のようです。公園ができた頃に植栽されたものでしょう。
作業が終わり、林の中にぽっかりと陽当たりの良い空間が生れました。
(2022年10月11日公開)
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