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狂えなかった全ての人へ
狂えなかった全ての人へ
死ぬほど頑張れる才能があれば、
狂えるほど没頭して生きてみたかった。
周りを気にせずに
ただ目の前を一生懸命にいきたかった。
ただやりたいことだけで金を稼げる人間でいたかった。
何かに特化し、注目されてみたかった。
そんな狂えなかった人の話。
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多く人が自分のことを変わっていると思っているらしい。
その一人が僕だった。
俺は周りよりも優れていると本気で思っていた。
しかし、その思いはすぐに打ち砕かれた。
同い年で何千万も稼ぐ人間、
きちんと大学を謳歌し卒業する奴、
毎日充実した生活を送っている奴。
どれにもなれなかった。
大学は通えなかった、何がしたいか分からなくて。
それは甘えなのか、変わっているのか?
自分のことを普通だと認めるときは、心底しんどかったし、自分が何にも知らない奴だと知ったときは死ぬほど辛かった。
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「自分の人生くらい自分で選べよ」
その一言がある方に言われた。
苦しかった。それまでの自分はなんだった。
今までの自分は全て誰かのレールで、だれかに乗っけてもらってただけで、自分は何にもしてなかったということを突きつけられた。
僕は狂えなかった、自分の人生に熱中できなかった。
才能も、センスもなかった。
「言い訳」だけは一流だった。
何かやるたび言い訳と逃げ道を用意し、
そんな自分を正当化するために誰かを否定していた。
今思えばダサい。ほんきで。
でもそうしなきゃその時生きていけなかったんだと思う。
いまはどうか。
まだまだ凡人で普通で、頑張ることしかできない。
まだまだ上には上がいて、そこをみたら心が折れそうになる。
でも、やるしかない。
凡人は凡人なりに真っ当に生きたらいい。
挫折したあの日の自分、
死にたいと本気で思った自分、
本気で人生を変えたいと思った自分、
自分を帰れないかもと疑った自分、
狂えなかった自分。
それでも、日々は続いていて、僕は今も息をしている。
ならば、ただ一つ。
「凡人は凡人なりに本気で生きる」
周りなんて見ずに、目の前をただただ進む。
才能もセンスもない。
だけど、心の熱い思いだけは消さないように。
狂えなかった全ての人へ。
喜びます。