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恐怖のヒースロー空港

(この記事は独自ドメインのワードプレスからnoteに移行するための過去記事です。)

こんにちは!KazuKiです。
Twitter:@Kazuki_K09
Instagram:@kazuki_k09y

そういえば今まで特に告知はしていませんでしたが、実はモノクロバージョンはインスタグラムにアップロードしています。

さて、前回はLightroomCCのアップデートがあって不満のうち2つが解消した(https://note.mu/kazukidayo/n/nab5f3c8eb490)という記事でしたが、今回は続きのヒースロー空港に着くまでと、ヒースロー空港に着いてからの記事になります。

今回は写真はないです、文字だけです…
しかも長いです、でもいつか海外長期滞在を1人で下という記録のために詳細に書いておきます。
特に楽しい話はないです、割とネガディブです。(あれ?それは普段から?)
でも誰かの参考になれば。

意外と乗り換えが暇そしてエコノミーは辛い

かかった時間について
今回はコストの問題もあって、直行便ではなくキャセイパシフィック航空の香港経由の便を利用しました。
なんと12万でイギリスの往復ができる!わーい!すごい!(ただし地獄でした。)

成田→香港 約4.5h
香港乗り換え待ち時間 約3h
香港→ヒースロー 約12h
の約19.5hかかった計算です。

そのなかでも乗り換え待ち時間はかなり暇でしたよ、実質2時間半ほど暇を持て余していた状態でした。外に出るのは流石に乗り遅れが怖いので空港内を散歩したのですけれど、とても広いし色々とお店もたくさんあって楽しかったです。

…ただ後に後悔しました…周りの旅行者のようにベンチに横になってゆっくりしておけばよかったなと…(そんな横になって、めっちゃ眠いんかな?程度にしか思ってなかった。)

エコノミーで12時間は想像以上のキツさ
成田から香港までの間は特に「こんなもんかなぁ?」程度だったのですが、流石に香港からヒースローまでは12時間もあり大変でした。
隣に座っていた香港の方はとても親切かつ面白い人だったので楽しかったですが、それがなかったらと思うと…
とにかくスペース的にはJR東日本のグリーン車程度のスペースに12時間押し込められるわけですから、かなり精神的にも肉体的にもキツイです。よくエコノミー症候群とか言いますけれども、確かにあれは血栓ができそうですね…

自分の場合は血栓がどうのこうのの前に足がむくんで浮腫んでしょうがなかったのでストレッチをせずには居られませんでした。ちなみに機内食は…可もなく不可もなくでしたが、ガリっとなって容器にだしてみたら溶けたプラスチックのような異物が入っていてゲンナリ。

そしてヒースロー空港に到着

道中は意外に外が綺麗だった
なんだかんだで窓際の席での夜間飛行だったので、ロシア上空を飛行している時には街明かりが綺麗に見えたりして楽しかったです。

自分はスーリーの古いモデルのバックパック

に荷物を全部詰め込んで来たので預入荷物ゾーンは無視してそのまま入国審査のレーンへ。さっさと来たつもりだったのですが、既に長蛇の列(現地時間で22時頃)です。まぁこれは大変そうだなぁと思いつつ並びました…そこから更に50分程で自分の番です。

世界で最も厳しいとされるヒースロー空港の入国審査やいかに。

入国審査官とのやりとり

審査官「一人できたんですか?」
僕「はい、そうです。」
審「なんで一人できたんですか?」
僕「1人で色々な街を歩きながら、写真を撮りたいからです。」
審「友人や家族やパートナーと一緒ではない理由は?」
僕「休みがあいませんでした。」
審「そうですか、写真を撮る目的は仕事ですか?観光ですか?」
僕「観光です。」
審「普段は何をしていますか?」
僕「普通に仕事をしています。」
審「なんの仕事をしていますか?」
僕「会社員です、◯◯系の。」
審「(航空券を見て)会社員なのに随分長い期間の旅行ですね、本当に観光ですか?」
僕「はい、今まで全く休みが取れなかったので長期休暇を取得して来ました。」審「わかりました、良い旅を。」

と、いった感じでした。

もちろん全て英語の受け答えですよ、英語微妙だと結構な確率で別室に連れていかれるよと脅されて来たので問答集作って暗記してきてよかった…
最後は笑顔で送り出してくれましたが、最初から最後まで非常に高圧的かつ猜疑心に満ちた目というか態度で質問されましたね。

これだけでもヒースロー空港以外の空港、もしくはUK以外の国での入国体験のある方は「え?そんなに聞かれるの???」といった感じだと思いますが、僕は運が良かったのか1-2分程度で通過できましたけれども、10分以上ずっとやりとりしている方や、別室に連れて行かれている方も見かけましたので本当にヒースロー空港は『世界一入国審査の厳しい空港』なんでしょうね。

一応観光ビザで長期滞在時のイギリスヒースロー空港入国審査のポイント
(現在は電子ゲート?が日本人は使えるようになっているので特に気にする必要はないでしょう。)
襟付きの服でサンダルとかは避けて靴を履く(バックパッカー丸出しは危険らしい。)
最低限の問答が出来るように英語が苦手なら暗記しておいた方が無難。
話の辻褄が合わないとアウトなので気をつける。
場合によっては銀行の残高証明を求められることもある。(自分は知らなかった)
単身の場合は(特に女性の場合は疑われるらしい)結婚相手を探しに来たとか、不法就労しにきたとか疑われるらしいのでその対策を。
グレーな方法だけど、帰りの捨てチケットや宿の捨て予約をして短期滞在に入国時は見せかける人もいるらしい。(これについては自己責任で。)
かならず宿の予約と帰りのチケットは提出を求められた時にすぐに答える&提出できるようにしておく。

これらをきちんと気をつけていれば大丈夫らしいですよ。
あとちゃんとランディングシートも書いておきましょう。

緊張のヒースロー空港から宿へ

深夜のロンドンはそんなに治安は悪くない?
空港を出られたのが23時近かったので、キングスクロス駅近くのドミトリーに着く頃には24時半くらいだったのですが日本の新宿某所より治安は悪くないかなぁといった印象です。
ただ最近も人が車から拳銃で撃ち殺されたりしていますので実際の治安は悪いのかもしれませんね。
でも変な人間に不必要に絡まれたりスリにあったりとかはありませんでした。
それと初めての空港から宿までの電車の乗り方がわからなくてヒースローエクスプレスの人に聞いたら地図まで写メらせてくれて、しかも「一番乗り換えの少ないシンプルな路線だけどちょっとだけ値段高くなっちゃうけど大丈夫?」とかいってめちゃくちゃ親切だった。

初ドミトリーは受難の連続
まず、ドミトリーですが相部屋ホテルみたいなものです。
なので自分以外にも一部屋の中に沢山人がいるんですが僕は15人部屋を利用したのでなんと一泊10ポンド。(プラス10ポンドをセキュリティーキーと引き換えにデポジット、チェックアウト時に鍵と引き換えに返してもらえました。)
が、システムダウンしていたらしくオンライン予約履歴は見られても支払い状況が確認できないということで10ポンドを現金で払いました。
後日カードに返金処理されましたが、初っ端からこれか!と初1人海外(しかもそんなに英語できない)でナーバスになっていたので軽くストレスでした。

今考えれば10ポンド程度、別に何でもないですけどね。(1500円程度ですしw)
そしてさらに室内は欧州人特有の匂いで充満していて…
加えてイギリス式の室内給湯器の使い方がさっぱりわからん!となって大変でした。
給湯器に関しては優しいトルコ人のお兄さんが使い方教えてくれた…ありがとう僕ケバブ大好き。

12時間缶詰の後のベッドは最高
周りは外国人だらけでも、横になれるだけで至福の時間でした。
朝起きてあまり食欲はなかったので朝食は食べずにそのままチェックアウト。
いやー、イギリス入国は試練の連続。
意のままに意識疎通ができる母語が通じない国怖い。

まとめ
とりあえず、人間は大人になればなるほど現状維持すらできなくなって、楽な方へ楽な方へと生活も肉体も運用するようになってしまうらしいです。
それを打破したいし、ストレス環境下におかれた自分の反応も見て見たかったし、日本語が通じない世界で自分は行動できるのかも試してみたかったので今回きてみましたが良かったです。
実はとてもネット環境が良くなくて記事が更新できていないだけでイギリスに来てからもう1ヶ月弱経とうとしているのですが、流石に慣れました。
慣れってすごい。
次はロンドン周辺を歩いたりした記事にしようかなと。
次回からは写真メインのライトな感じの記事になると思います。

それではー!

写真を撮りに行く交通費に充てさせて頂きます…🙏