弓舞 入来神舞祭文集より

日の本の国の始めを尋ぬるに矛の雫や葦原の里
梓弓引かばよりこそたよたよと我が内人の悪事払わん

荒神の光は尚も顕るるヒノ川上に出雲八重垣

さて言語道断、言語道断、鬼形(ききょう)が押さえし彼の地に、弓をケッカイ矢を捧げる事は、是れ不心(ふしん)とも不心なり。能く聞くものならば許すべし。また悪く聞くものならば、彼の御注連(みしめ)の内に七日七夜の滞牢(たいろう)をさせんとや、所の業神(わざがみ)御神楽(おかぐら)のさわりとなるべし、何の疑(うたがい)あるべけん。さて、東西に立ちたる神は如何なる神の変化(へんげ)にて候や。とうとう聞け、我聞かん

抑抑(そもそも)神代の座陣(ざじん)の弓は、
千才(せんざい)不動、発向の弓、皇孫降臨、護身の弓、火々(ほほ)出見(でみ)ノ(の)命(みこと)、治世の弓

此の四弓の徳を合わせて天長地久 成就円満とは申すなり。
鬼神も共に和合の舞を舞い奉る。


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